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「ときめく鉱物図鑑」阪井薫著・監修宮脇律郎:初心者向けかと思ったら、そうでもない [ノンフィクションいろいろ]
5点
本の薄さと、タイトルから初心者向けの鉱物図鑑かと思ったら、短い説明のなかに、
「珪酸塩鉱物」「コランダム」「亜鉛鉱床の酸化帯」・・・・etc、固有名詞がずらずら並んでいて、
「????」な事多数。
本は薄く、文章量が少ないので、豆知識もほんのさわりだけ。
用語の解説も、巻末にあり、最初にあれば、本編を読んでいる時の助けになったのに・・と思った。
「図鑑」ということで、組成式なども書いてあるので、通しで読むんじゃなくて、
ちょっとこの鉱石を調べたい・・って時に使うのがいいのかな?
でも、それだったら、もっと詳しい本の方が使えそう。
初心者には敷居が高く、詳しい人には物足りない、そんな中途半端な感じを受けた。
「僕はしゃべるためにここへ来た」笠井信輔著:東日本大震災、被災地の取材での苦悩 [ノンフィクションいろいろ]
7点
フジテレビの朝の番組「とくダネ!」でお馴染みの笠井信輔アナウンサー。
東日本大震災での現地取材での苦労や悩み、そして震災報道の裏側を書いた本。
まだ彼が駆け出しだった頃行った、阪神大震災の現地取材での失敗談なども語られている。
タイトル「僕はしゃべるためにここへ来た」は、被災地の人々を前にして、
「取材より、ボランティア活動をした方が役立つのではないか」、と葛藤した著者が出した結論。
(きつい思いを)言葉にしなければならない。
(悲惨な光景を)リポートしなければならない。
(悲しみ、苦しむ)被災者に声を掛けなければならない。
なぜなら「僕はしゃべるためにここ、被災地にきたのだから。
と、著者は前書きで書いている。
インターネットでは書けても、テレビでは絶対言えない言葉や、放送しなかった映像についての
エピソードは、「テレビ」という媒体の特徴がよくわかる。
影響が大きいものだからこそ、公的な倫理観を意識しなければならない。
ちょっとでもそれを外れると、非難の嵐になる。
笠井アナの被災地でのリポートで、子供が母親の死体を発見する様子をルポしたものがあった。
私も見たのだが、「これを放送しちゃうのか・・・」という気持ちを持ったし、
やっぱり賛否両論の渦が巻き起こった。
でも、この本を読んで、少し否定する気持ちは消えた。
最近、テレビは、感動モノを撮るためのやらせが多いけど、この取材は、
何のスクープも取れない可能性が高い、多くの被災者との同行取材の1つで、
たくさんの取材の中の1つの出来事である事が伝わってきたから(テレビを見た時は、
こういうシチュエーションを狙って同行取材してた印象を受けたんだけど)。
被災地に入るテレビクルーの苦労もいろいろわかった。
笠井アナは、取材中トイレに行かなくて良いように(避難所のトイレ問題は深刻で、
阪神大震災の時は、大勢来た取材陣が、ただでさえ処理問題で困っている避難所のトイレを
使って問題になったらしい)、カロリーメイトなど、かさが無いものを食べていたらしい。
また報道陣が避難所のトイレを使わなくて済むよう、紙おむつなどの支給もされていたとか。
レポートの時、テレビでは身奇麗に見えていたけど、スーツのままで何日も寝ていたり、
現地で物を購入するのも厳禁だったり、テレビからは伝わってこない、
報道する側の苦労がいろいろわかる。
しかし、被災者を前にして、こんな苦労は苦労ではない・・と、自分を戒める笠井アナ。
また特定の被災者に便宜を図ることも難しく(私も、私も・・・となってしまったり、
○○テレビはやってくれた・・と他の報道陣の迷惑になる可能性が高い為)、
その辺の苦悩もあったようだ。
被災地はまだまだ大変な情報なのに、トップ記事が計画停電になってしまい憤慨する現地スタッフ。
指示を出す上層部と、現地に入っているスタッフの意識の違いなども興味深かった。
悲惨な状況のなかでも、ついついスクープを期待してしまったり、笠井アナの本音も、
ちらほら書かれているが、全体的には真面目で道徳的、書いたら大問題になるような内容は無かった。
さすがに局アナだし、そんなことは書けないだろうけど(^^;)。
被災地の過酷な現状については、もっと詳しく書かれている本がたくさんあるけど、
報道する側の大変さ、苦労、心構えなどがわかる点で興味深く読めた本だった。
フジテレビの朝の番組「とくダネ!」でお馴染みの笠井信輔アナウンサー。
東日本大震災での現地取材での苦労や悩み、そして震災報道の裏側を書いた本。
まだ彼が駆け出しだった頃行った、阪神大震災の現地取材での失敗談なども語られている。
タイトル「僕はしゃべるためにここへ来た」は、被災地の人々を前にして、
「取材より、ボランティア活動をした方が役立つのではないか」、と葛藤した著者が出した結論。
(きつい思いを)言葉にしなければならない。
(悲惨な光景を)リポートしなければならない。
(悲しみ、苦しむ)被災者に声を掛けなければならない。
なぜなら「僕はしゃべるためにここ、被災地にきたのだから。
と、著者は前書きで書いている。
インターネットでは書けても、テレビでは絶対言えない言葉や、放送しなかった映像についての
エピソードは、「テレビ」という媒体の特徴がよくわかる。
影響が大きいものだからこそ、公的な倫理観を意識しなければならない。
ちょっとでもそれを外れると、非難の嵐になる。
笠井アナの被災地でのリポートで、子供が母親の死体を発見する様子をルポしたものがあった。
私も見たのだが、「これを放送しちゃうのか・・・」という気持ちを持ったし、
やっぱり賛否両論の渦が巻き起こった。
でも、この本を読んで、少し否定する気持ちは消えた。
最近、テレビは、感動モノを撮るためのやらせが多いけど、この取材は、
何のスクープも取れない可能性が高い、多くの被災者との同行取材の1つで、
たくさんの取材の中の1つの出来事である事が伝わってきたから(テレビを見た時は、
こういうシチュエーションを狙って同行取材してた印象を受けたんだけど)。
被災地に入るテレビクルーの苦労もいろいろわかった。
笠井アナは、取材中トイレに行かなくて良いように(避難所のトイレ問題は深刻で、
阪神大震災の時は、大勢来た取材陣が、ただでさえ処理問題で困っている避難所のトイレを
使って問題になったらしい)、カロリーメイトなど、かさが無いものを食べていたらしい。
また報道陣が避難所のトイレを使わなくて済むよう、紙おむつなどの支給もされていたとか。
レポートの時、テレビでは身奇麗に見えていたけど、スーツのままで何日も寝ていたり、
現地で物を購入するのも厳禁だったり、テレビからは伝わってこない、
報道する側の苦労がいろいろわかる。
しかし、被災者を前にして、こんな苦労は苦労ではない・・と、自分を戒める笠井アナ。
また特定の被災者に便宜を図ることも難しく(私も、私も・・・となってしまったり、
○○テレビはやってくれた・・と他の報道陣の迷惑になる可能性が高い為)、
その辺の苦悩もあったようだ。
被災地はまだまだ大変な情報なのに、トップ記事が計画停電になってしまい憤慨する現地スタッフ。
指示を出す上層部と、現地に入っているスタッフの意識の違いなども興味深かった。
悲惨な状況のなかでも、ついついスクープを期待してしまったり、笠井アナの本音も、
ちらほら書かれているが、全体的には真面目で道徳的、書いたら大問題になるような内容は無かった。
さすがに局アナだし、そんなことは書けないだろうけど(^^;)。
被災地の過酷な現状については、もっと詳しく書かれている本がたくさんあるけど、
報道する側の大変さ、苦労、心構えなどがわかる点で興味深く読めた本だった。
「アオイホノオ」(島本和彦著)8巻発売!:焔君、漫画家へ一歩一歩近づいていっているような・・・ [コミック]

アオイホノオ 8 (ゲッサン少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)
- 作者: 島本 和彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/05/11
- メディア: コミック
漫画家を目指す大学生の生活を描いた、著者の自叙伝とも思える作品「アオイホノオ」
(リンク先感想・概略)の8巻が出ました!
今回DAICOM絡みのネタは少なく、岡田斗司夫氏と山賀氏しか出て来ませんが
(2人とも、相変わらずすごいキャラクターとして書かれてるなぁ(^^;))、
その分、主人公焔に成長が!・・・・見られるような見られないような。
学園ラブコメを書こうとして、校舎や教室内の風景、「あんなに定規を使うもの」は描けないと悩む焔。
そんな焔に、光明を与えたのが、またまた原秀則。
彼のマンガの簡略化された背景!
(原秀則氏本人が、最初にこのマンガで取り上げられた時、ブログで「島本和彦の魔の手が」と
書いてます(笑))。
そして、車田正美のリンカケ。
学校が舞台なのに、学校が全く出てこない。
背景はリングか宇宙だし(笑)。
そんな、2人にインスパイアされた焔が描き上げたマンガとは?!←ついに原稿完成!
描き上げた原稿への、他人からの鋭いツッコミと、焔の言い訳も笑えます(^^;)。
ビデオやネットが無かった当時の話は、懐かしいですね~(^^;)。
ビデオが無かったから、基本的に映像は一期一会。
これを逃したら次はいつになるかわからない・・って感じで、集中して見てました。
その辺の事も、このマンガで触れられてて、思わず「昔は・・・」とシミジミしてしまった。
ということで、懐かしさあり、マンガを書くためのハウツーも少しあって「少し」役に立ち、
相変わらず熱血で、暑苦しいけど、笑えて、ちょっと昔の自分を思い出し自分の胸も痛いマンガです♪
「遺体-震災、津波の果てに」石井光太著:震災によって奪われた多数の命。その膨大な遺体は、生き延びた人達を奔走させる・・・ [ノンフィクションいろいろ]
8.5点
貧困の中でどん底の生活をする世界の人々に関する、読み応えのある数々のルポを書いている著者
石井光太が、今回は、東日本大震災の被災地に赴き、今回もまた胸に来る、
そして考えさせられるルポを届けてくれた。
タイトルの通りテーマは「遺体」。
東日本大震災の現時点での死者は15,854人、行方不明者は3,155人だそうだ。
信じられないほどの人が犠牲になったのが、数字を見ただけでもわかる。
遺体を捜索したり、搬送したりする映像も見た。
たくさんの数の遺体が、そこかしこに転がっていたことも、本で読んだりして知っている。
でも、この本を読んで、現実は、自分の想像を遥かに越えて、もっともっと厳しく大変だったことを知った。
この本は、死者・行方不明者合わせて千人以上の被害を出した岩手県釜石市を舞台にしている。
水産業を生業とする総人口4万人ほどの町。
最初に驚いたのは、ライフラインが寸断された状態での、情報の遅さ。
震災当日や翌日、離れた場所の私達が、津波の被害状況をテレビで見て既に知っていた時、
同じ市に住んでいて津波の被害にあわなかった地区の人達は、「津波が来た」という話は過小評価し、
聞いていても、そこまで悲惨だとは現地を見るまでわからなかったケースがいくつも紹介されている。
家の近くでは、震災で、駐車場のスロープが崩れ2名の方が亡くなり、その映像はテレビで何度も見た。
実際によく知っている場所だったので、かなり衝撃だった。
でも、ある日、実際に崩れたスロープを見て、テレビの映像を通して知る・感じるものとは、
全く違う、生々しさ、何倍も強い衝撃を感じた。
現実を認識するというのは、こういう事なのかもしれない。
そして、次々に遺体安置所に搬送される遺体。
体育館にずらーっと並べられた遺体。
被災した医者も多く、どんどん増えていく遺体の検死や歯形のチェックをする医者・歯医者も少ない。
一日中、やってもやっても、数が減らない、逆に増えていく遺体の、検死や歯形のチェックをする医者達。
その上、小さな市なので、途中、知人の遺体に遭遇することも多い。
冷えきった体育館の中、連日行われた、検死の過酷な実情。
遺体の捜索、搬送も、想像以上に大変な事がわかった。
日が経つにつれ腐敗しはじめる遺体。
遺体などほとんど見たことも無い市の職員達が、体力があるなどの理由で遺体の搬送業務を
命じられるが、次々に脱落してしまう。
この本では取材されていないが、自衛隊や消防団の人達も同じように大変だっただろう。
以前、自衛隊だったという人が、土砂崩れ現場の捜索で、遺体にスコップがささった感触が
いまでも忘れられない・・・と何年も前の事を言っていたし。
また、自分の家族が行方不明な人達が、「自分の家族の遺体を早く捜索して!」と
詰め寄ったり、先にやってもらえないとわかると、暴言を吐いたりということも、頻繁にあったという。
「お金を出すからちゃんとしたお葬式を!」と葬儀業者に泣きながら詰め寄ったり、
テレビでは放送されない、現場の大変な状態が、いろいろ描かれていた。
多くの人が「自分の家族を優先して!」と思ってしまう気持ちもわかるし、
多くの人にそれを求められても、限界があり、それに答えられない遺体捜索をしている人達の
辛さも理解できる。
また、火葬場の問題も想像以上に大きい事を知った。
震災で近隣の火葬場が壊れ、火葬が全く間に合わない状態に。
遺体は日々腐敗していくし、捜索が進み、数もどんどん増えていく。
自分がこのような状態で死んだら土葬でもいいなーと思っていたけど、
土葬されてしまうと、お墓には入れず、後でお参りする場所が無いなど、
残された人達が辛いんだと、この本を読んでわかった。
数でしか見ていなかった遺体。
しかし、医者・歯科医・市の職員・消防士・自衛隊・葬儀業者・お寺の住職、そして残された遺族・・・、
亡くなった方の尊厳を守り、供養してあげるため、多くの人々が翻弄され、また過酷な状況の中、
精一杯の努力をしていたことを、この本を読んで知った。
「東日本大震災」を、被災地の大変さを、今まで全く知らなかった別の視点で捉えることが出来る本。
そして、一人一人の地道な努力が、震災直後の混乱する被災地を支えていたことが、
伝わってくる本でもある。
とてもお勧め!!
貧困の中でどん底の生活をする世界の人々に関する、読み応えのある数々のルポを書いている著者
石井光太が、今回は、東日本大震災の被災地に赴き、今回もまた胸に来る、
そして考えさせられるルポを届けてくれた。
タイトルの通りテーマは「遺体」。
東日本大震災の現時点での死者は15,854人、行方不明者は3,155人だそうだ。
信じられないほどの人が犠牲になったのが、数字を見ただけでもわかる。
遺体を捜索したり、搬送したりする映像も見た。
たくさんの数の遺体が、そこかしこに転がっていたことも、本で読んだりして知っている。
でも、この本を読んで、現実は、自分の想像を遥かに越えて、もっともっと厳しく大変だったことを知った。
この本は、死者・行方不明者合わせて千人以上の被害を出した岩手県釜石市を舞台にしている。
水産業を生業とする総人口4万人ほどの町。
最初に驚いたのは、ライフラインが寸断された状態での、情報の遅さ。
震災当日や翌日、離れた場所の私達が、津波の被害状況をテレビで見て既に知っていた時、
同じ市に住んでいて津波の被害にあわなかった地区の人達は、「津波が来た」という話は過小評価し、
聞いていても、そこまで悲惨だとは現地を見るまでわからなかったケースがいくつも紹介されている。
家の近くでは、震災で、駐車場のスロープが崩れ2名の方が亡くなり、その映像はテレビで何度も見た。
実際によく知っている場所だったので、かなり衝撃だった。
でも、ある日、実際に崩れたスロープを見て、テレビの映像を通して知る・感じるものとは、
全く違う、生々しさ、何倍も強い衝撃を感じた。
現実を認識するというのは、こういう事なのかもしれない。
そして、次々に遺体安置所に搬送される遺体。
体育館にずらーっと並べられた遺体。
被災した医者も多く、どんどん増えていく遺体の検死や歯形のチェックをする医者・歯医者も少ない。
一日中、やってもやっても、数が減らない、逆に増えていく遺体の、検死や歯形のチェックをする医者達。
その上、小さな市なので、途中、知人の遺体に遭遇することも多い。
冷えきった体育館の中、連日行われた、検死の過酷な実情。
遺体の捜索、搬送も、想像以上に大変な事がわかった。
日が経つにつれ腐敗しはじめる遺体。
遺体などほとんど見たことも無い市の職員達が、体力があるなどの理由で遺体の搬送業務を
命じられるが、次々に脱落してしまう。
この本では取材されていないが、自衛隊や消防団の人達も同じように大変だっただろう。
以前、自衛隊だったという人が、土砂崩れ現場の捜索で、遺体にスコップがささった感触が
いまでも忘れられない・・・と何年も前の事を言っていたし。
また、自分の家族が行方不明な人達が、「自分の家族の遺体を早く捜索して!」と
詰め寄ったり、先にやってもらえないとわかると、暴言を吐いたりということも、頻繁にあったという。
「お金を出すからちゃんとしたお葬式を!」と葬儀業者に泣きながら詰め寄ったり、
テレビでは放送されない、現場の大変な状態が、いろいろ描かれていた。
多くの人が「自分の家族を優先して!」と思ってしまう気持ちもわかるし、
多くの人にそれを求められても、限界があり、それに答えられない遺体捜索をしている人達の
辛さも理解できる。
また、火葬場の問題も想像以上に大きい事を知った。
震災で近隣の火葬場が壊れ、火葬が全く間に合わない状態に。
遺体は日々腐敗していくし、捜索が進み、数もどんどん増えていく。
自分がこのような状態で死んだら土葬でもいいなーと思っていたけど、
土葬されてしまうと、お墓には入れず、後でお参りする場所が無いなど、
残された人達が辛いんだと、この本を読んでわかった。
数でしか見ていなかった遺体。
しかし、医者・歯科医・市の職員・消防士・自衛隊・葬儀業者・お寺の住職、そして残された遺族・・・、
亡くなった方の尊厳を守り、供養してあげるため、多くの人々が翻弄され、また過酷な状況の中、
精一杯の努力をしていたことを、この本を読んで知った。
「東日本大震災」を、被災地の大変さを、今まで全く知らなかった別の視点で捉えることが出来る本。
そして、一人一人の地道な努力が、震災直後の混乱する被災地を支えていたことが、
伝わってくる本でもある。
とてもお勧め!!
「驚いちゃいけない最強のハウツー本」暮らしの達人研究所(編):トホホな本。でも買った自分が一番トホホだ・・。 [その他]

驚いちゃいけない最強のハウツー本 (オドロイチャイケナイサイキョウノハウツーボン)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/11/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
4点
「毎日の『困った』『めんどい』を一発解消!これは使える!すぐ使える!賢者の知恵本!!」
というのがこの本のキャッチ。
500円前後で売ってるコンビニペーパーバックです。
自分が知らなかった最新のハウツーが載ってるような気がしたんですよ。
携帯とか、ネットとか、どんどん技術革新してるし。
表紙から、そんなの伺えないのに、勝手にそう思い込んでた。
何でか知らないけど。
その日発売日で「本屋に買いに行かなくちゃ!」と思ってた別の本が、コンビニで手に入ったので、
気持ちが高揚してたせいもあるのかも。
ハイテンションになってると、内容をよく確認しないで、本を買っちゃう事、すごく多いし。
で、最初の数ページ読んで「何を自分は血迷って、この本買ったんだろ(-_-;)」という、
激しい自責の念に襲われました。
買って後悔することはたまにあるけど、その中でもこれはその後悔度が大きかった。
「おばあちゃんの知恵袋」みたいな、今までもどこかで知った・読んだことがある内容満載。
ネタが古いというか。
まぁ「おばあちゃんの知恵袋」みたいに実用的なものはともかく、
「人(先輩)に奢らせる確実な方法」(伝票には目もくれず、先に席を立ち、
先輩が会計を済ませてきたら即「ごちそうさまでした」と頭を下げてお礼を言う)とか、
「伝票を目の前に置かれないさりげない身のこなし」(メニューたての側に座らない、身なりをよく
し過ぎない、近くに置かれたら、誰かが手を出すまで見ない・・・etc)とか、
こんなの信じて実践してたら、トホホだよって内容も盛りだくさん。
第二章「なんて頭がいい人なのと尊敬されちゃうハウツー」(表題も恥ずかしいけど)は、
「畳の正しい拭き方」「布団の上手なたたみ方」等・・・・実用的ではあるけど、
地味すぎて、誰も尊敬はしてくれない(というは披露する機会は無いし、
これを得意げに披露するのは恥ずかしいだろ)内容メイン。
「トリートメントが無い時のヘアパックの裏技」には、「明日はデートなのにトリートメントを切らして
しまったら、マヨネーズをトリートメントがわりに使えばOK」と書いてある。
マヨネーズ使うくらいなら、トリートメントしなくても・・・。
私が知らないだけで、トリートメントってそんなに大切なのか??
「少量のアルコールですぐ酔う方法」には、「酒を飲んですぐ走れば酔はまわる。
はしごを用意して登り下りしながら、文字通り『はしご酒』して飲むのがより確実」と書いてあるし。
ある意味笑えたネタも多かったけど、それより、「何でこんな本を買ってしまったんだろ(-_-;)」と
自分を責める気持ちの方が大でした。
「トンデモ本」だと思って買ったなら、後悔も無かったんですが、変に期待してた自分が一番トホホだ!
ハイテンションの時、本を買うのは危険・・・。
「深夜食堂」(安倍夜郎著)9巻発売!惰性で買ってしまった [コミック]
6点
メニューは無く、注文したものを作ってくれる「深夜食堂」が舞台のこの作品。
一巻(リンク先感想)は、出されたメニューが、
人情味溢れるストーリーとしっかり絡んでいて、面白かったんだけど、
巻が進むにつれ、出されるメニューとの絡みが、弱く、薄くなっていってる。
既に「メニューはなんでもいんじゃない?」ってぐらいに(^^;)。
特に今回は、印象に残るような話も、キャラクターも無く、いまいちだった。
そうなるんじゃないかという予感はあったんだけど、惰性で買ってしまって失敗。
低め安定という感じはあるので、食べ物とストーリーとの絡みではなく、
登場人物や、この作品の持つ、まったりした雰囲気が好きな人には、楽しめると思うけど。
メニューは無く、注文したものを作ってくれる「深夜食堂」が舞台のこの作品。
一巻(リンク先感想)は、出されたメニューが、
人情味溢れるストーリーとしっかり絡んでいて、面白かったんだけど、
巻が進むにつれ、出されるメニューとの絡みが、弱く、薄くなっていってる。
既に「メニューはなんでもいんじゃない?」ってぐらいに(^^;)。
特に今回は、印象に残るような話も、キャラクターも無く、いまいちだった。
そうなるんじゃないかという予感はあったんだけど、惰性で買ってしまって失敗。
低め安定という感じはあるので、食べ物とストーリーとの絡みではなく、
登場人物や、この作品の持つ、まったりした雰囲気が好きな人には、楽しめると思うけど。
「県立御陀仏高校(完全版)」猫十字社著:シュールなギャグ満載!やっとやっと未収録分が読める? [コミック]
1980年代にプチフラワーで連載されていた、シュールなギャグ満載の少女漫画。
連載時、ものすごくはまって読んでたのに、連載が中断、単行本は2巻までしか発行されず、
最期の方の話が読めないままでした。
それが、今になって光文社から「完全版」として復活O(≧▽≦)O!
重文「大仏」が校長を務める「県立御陀仏高校」。
生徒を戒める為のチョーク投げを卒業し、マッハのスピードの「愛」を投げることができる
(その「愛」でアンプルも割れます)。
数学教師は阿修羅(国宝)、英語教師はイエス。
女子達は家庭科の調理実習時、戦車で出動し、福袋忍軍と福引忍軍は、
学園内で密かに戦いを繰り広げる。
主人公ももちゃんとその親友たっつあんは、試験勉強中についついシンクロナイズドして
しまうような女の子。
とにかく、なんでもありのパラレルワールドな世界です。
2巻で完結かと思って買ったら、プチフラワーコミックの2巻とほぼ同じ
(1話だけ掲載巻がずれてるだけ)でしたΣ( ̄ロ ̄lll)。
3巻まで待てば良かった~!
取り敢えず、光文社「完全版」の2巻と、プチフラワーコミックの2巻を読み比べて見ると・・・
プチフラワーコミックは古くて黄ばんでいるのに比べ、完全版は眩しい白さだった←ちょっと嬉しい。
それと、「完全版」は大判なので、手書きの小さい文字が読み易かった。
連載当時はピチピチ(死語)で、小さい文字も全然平気で読めたのに、今では・・・・
月日の流れを、感じたくないけど、ヒッシと感じます。
奇跡的に、プチフラワーコミックの1・2巻がすぐ発掘できたのもあり、久々に通しで読んで、
ももちゃん、たっつあん、毛皮のもーりん、ゴル子さん、ほえーのさかななど、
個性的な面々に会えて嬉しかった♪
「県立御陀仏高校 3 完全版 (光文社ガールズコミック)」は、5月31日の発売だ~!
単行本未収録で、雑誌のプチフラワーで読んだだけの話が、久々に読める~!!
すっごく待ち遠しい♪
「東京おさぼりスポット探検隊」「日常茶飯語」べつやくれい著:脱力系の不思議なセンスが楽しい♪ [コミックエッセイ]
7.3点
7.5点
脱力系な不思議なセンスがとてもいいべつやくれいのコミックエッセイ2冊。
創作スイーツ「バカスイーツ」や、無意味過ぎる事に次々に挑戦する「ココロミくん」では、
すごく器用なところがあるのがわかるのも、意外性があって面白い。
「東京おさぼりスポット探検隊」は、山手線沿いにある、
仕事をサボってのんびりできるスポットを紹介した本。
自販機でジュースを買ってぼーっとできる場所、ちょっとお金がかかるけど快適に過ごせる場所、
とにかく座れる場所、いろいろ紹介されてます。
東京駅の「JAXAi」は宇宙航空研究開発機構の施設で、
本物のロケットの展示などもあるようで行きたい!と思ったんだけど、
2010年に閉館してた・・・残念(>_<)。
八重洲の旅の図書館、日比谷公園、新橋の愛宕神社、大塚のバッティングセンター、
日暮里の駄菓子問屋、東京ミッドタウン・・・マイナーな場所からメジャーな場所までいろいろ。
万人向けのスポットというより、著者の嗜好に合い時間つぶしが出来る場所が
網羅されてるって感じですが(笑)。
飲食店などの紹介もあります。
2年前の本なので、現在は変わってしまっている部分があるかもしれないので、
「情報を得る」という目的だけだと厳しいけど、べつやくれいの不思議な感性を楽しむ+情報も得られる
と思って読めば、とってもいい♪
楽しめました(*^.^*)。
--------------------------------------------------------------------------------------------
「日常茶飯語」は、「とり憑く暇も無い」「虎の衣を借る狐」など、よくある言い間違いを
集めた本なんだけど、言い間違いの方にまで、無理やり解説をつけてるのが面白い!
「自( )自賛」の( )に入るのは、画・我・蛾と三択になっており、「自画自賛」は普通の解説だけど、
「自我自賛」は「自画ではなく、自分自身を絶賛、絵を褒めるどころの騒ぎではない」、
「自蛾自賛」に至っては「自分の飼い蛾を絶賛。しかし、そもそも蛾を飼ってることがどうかしている」と
バッサリ。
どんな言い間違いにも、かなり強引な解説がついてて笑えます。
ショックだったのは、息子にこの問題をやらせたら「自我自賛」を選んだ事・・・_| ̄|○。
この本、息子に読ませようか悩み中。
なぜなら、間違った方を覚えそうだから・・。
以前「これは面白いけど、絶対間違いだからね!!!!」と念押ししたにも関わらず、
「間違ってる事」を覚えてたことがあったし(-_-;)。
でも、自分自身はすごく楽しんで読めました(*^.^*)。
べつやくれいのセンスが好きなら、とても面白く読めると思います♪
7.5点
脱力系な不思議なセンスがとてもいいべつやくれいのコミックエッセイ2冊。
創作スイーツ「バカスイーツ」や、無意味過ぎる事に次々に挑戦する「ココロミくん」では、
すごく器用なところがあるのがわかるのも、意外性があって面白い。
「東京おさぼりスポット探検隊」は、山手線沿いにある、
仕事をサボってのんびりできるスポットを紹介した本。
自販機でジュースを買ってぼーっとできる場所、ちょっとお金がかかるけど快適に過ごせる場所、
とにかく座れる場所、いろいろ紹介されてます。
東京駅の「JAXAi」は宇宙航空研究開発機構の施設で、
本物のロケットの展示などもあるようで行きたい!と思ったんだけど、
2010年に閉館してた・・・残念(>_<)。
八重洲の旅の図書館、日比谷公園、新橋の愛宕神社、大塚のバッティングセンター、
日暮里の駄菓子問屋、東京ミッドタウン・・・マイナーな場所からメジャーな場所までいろいろ。
万人向けのスポットというより、著者の嗜好に合い時間つぶしが出来る場所が
網羅されてるって感じですが(笑)。
飲食店などの紹介もあります。
2年前の本なので、現在は変わってしまっている部分があるかもしれないので、
「情報を得る」という目的だけだと厳しいけど、べつやくれいの不思議な感性を楽しむ+情報も得られる
と思って読めば、とってもいい♪
楽しめました(*^.^*)。
--------------------------------------------------------------------------------------------
「日常茶飯語」は、「とり憑く暇も無い」「虎の衣を借る狐」など、よくある言い間違いを
集めた本なんだけど、言い間違いの方にまで、無理やり解説をつけてるのが面白い!
「自( )自賛」の( )に入るのは、画・我・蛾と三択になっており、「自画自賛」は普通の解説だけど、
「自我自賛」は「自画ではなく、自分自身を絶賛、絵を褒めるどころの騒ぎではない」、
「自蛾自賛」に至っては「自分の飼い蛾を絶賛。しかし、そもそも蛾を飼ってることがどうかしている」と
バッサリ。
どんな言い間違いにも、かなり強引な解説がついてて笑えます。
ショックだったのは、息子にこの問題をやらせたら「自我自賛」を選んだ事・・・_| ̄|○。
この本、息子に読ませようか悩み中。
なぜなら、間違った方を覚えそうだから・・。
以前「これは面白いけど、絶対間違いだからね!!!!」と念押ししたにも関わらず、
「間違ってる事」を覚えてたことがあったし(-_-;)。
でも、自分自身はすごく楽しんで読めました(*^.^*)。
べつやくれいのセンスが好きなら、とても面白く読めると思います♪
「バレエ・メカニック」津原泰水著:大脳皮質が死滅した少女の見る夢は・・・溢れるほどのイマジネーション [SF]
7.8点
秀麗な文章で綴られる美しい情景と、胸に何かしこりを残すような物語が印象的だった短篇集
「11 eleven」(リンク先感想)がとても良かったので、同じ作者の「バレエ・メカニック」を読んだ。
それぞれ物語を語る視点の主は違うけど、繋がりのある3つの中編「バレエ・メカニック」
「貝殻と僧侶」「午前の幽霊」が収録されている本。
「主人公」ではなく「語る視点の主」という言葉がピッタリくるような、構成と展開になってて、
その辺も著者のこだわりや技巧を感じた。
火星人の乗った巨大な蜘蛛型の乗り物が闊歩し、高速道路を突然津波が襲う。
銅像は苦悶の表情を浮かべながら人を串刺しにし、目の前には突然カルスト台地が広がる・・・。
突如、東京を襲った幻想の洪水。
この「砂嵐」と呼ばれた現象は、海で溺れ大脳皮質が死滅し、植物状態で生かされている
少女が見ている夢なのか・・・。
整いすぎて、どこか金属めいた硬質な文章なのにも関わらず、
物語の根底に流れる切なさ、悲しさが、ジワジワとにじみ出てそれに侵食されているような気分になる。
特に本のタイトルにもなっている「バレエ・メカニック」は、「少女」という存在が持つ無邪気さ、
父親の悲哀とノスタルジー、それが洪水のように物語を覆う溢れ出るイマジネーションの中で
描かれている。
幻想に覆われた世界が、厳しい現実と表裏一体である事が伝わってくるのも巧い。
第二章「貝殻と僧侶」第三章「午前の幽霊」は、そこまでイマジネーション溢れる話ではないが、
一章「バレエ・メカニック」の強烈で切ない世界観が、それら2つの物語を覆うような構成になっており、
最後まで、津原泰水の描く幻想と現実が混ざり合ったような世界を堪能できる内容になっていた。
津原泰水描く世界、少女の脳幹が見た夢の世界を堪能して欲しい。
すごくお勧め(^-^)ノ。
秀麗な文章で綴られる美しい情景と、胸に何かしこりを残すような物語が印象的だった短篇集
「11 eleven」(リンク先感想)がとても良かったので、同じ作者の「バレエ・メカニック」を読んだ。
それぞれ物語を語る視点の主は違うけど、繋がりのある3つの中編「バレエ・メカニック」
「貝殻と僧侶」「午前の幽霊」が収録されている本。
「主人公」ではなく「語る視点の主」という言葉がピッタリくるような、構成と展開になってて、
その辺も著者のこだわりや技巧を感じた。
火星人の乗った巨大な蜘蛛型の乗り物が闊歩し、高速道路を突然津波が襲う。
銅像は苦悶の表情を浮かべながら人を串刺しにし、目の前には突然カルスト台地が広がる・・・。
突如、東京を襲った幻想の洪水。
この「砂嵐」と呼ばれた現象は、海で溺れ大脳皮質が死滅し、植物状態で生かされている
少女が見ている夢なのか・・・。
整いすぎて、どこか金属めいた硬質な文章なのにも関わらず、
物語の根底に流れる切なさ、悲しさが、ジワジワとにじみ出てそれに侵食されているような気分になる。
特に本のタイトルにもなっている「バレエ・メカニック」は、「少女」という存在が持つ無邪気さ、
父親の悲哀とノスタルジー、それが洪水のように物語を覆う溢れ出るイマジネーションの中で
描かれている。
幻想に覆われた世界が、厳しい現実と表裏一体である事が伝わってくるのも巧い。
第二章「貝殻と僧侶」第三章「午前の幽霊」は、そこまでイマジネーション溢れる話ではないが、
一章「バレエ・メカニック」の強烈で切ない世界観が、それら2つの物語を覆うような構成になっており、
最後まで、津原泰水の描く幻想と現実が混ざり合ったような世界を堪能できる内容になっていた。
津原泰水描く世界、少女の脳幹が見た夢の世界を堪能して欲しい。
すごくお勧め(^-^)ノ。
「のほほん風呂-おうちでカンタン季節の湯」たかぎなおこ著:牛乳風呂、緑茶風呂・・etc.カンタンに試せるお風呂いろいろ [コミックエッセイ]
7点
「家にあるものでカンタンにいろいろなお風呂を楽しみたい!」というコンセプトで描かれた、
たかぎなおこのコミックエッセイ。
たかぎなおこらしい、ほのぼの感にあふれた一冊。
ワイン風呂、日本酒風呂、緑茶風呂、紅茶風呂、酢風呂、ハチミツ風呂など液体を入れた風呂、
よもぎ風呂、わかめ風呂、塩風呂、みかん風呂、米ぬか風呂などのものを使った風呂、
など、いろんなお風呂について、その方法と、著者が実際試した感想が、
各項目、4ページほどで紹介されてます。
詳しい効能とか、その科学的解説なんてのは、ほとんど無く、「お肌がすべすべになった気が」
と、著者の主観メインで語られているので、「本当に効果あるのかな??」って
思えたりしますが、あっさりな分、とても読みやすい。
牛乳風呂から上がった後、体から出る牛乳臭に苦しんだり、
桜の花びらを浮かべたさくら風呂では、桜の花びらを集めるのも大変、掃除も大変で苦労したり、
その辺にはえているヨモギを使ったお風呂が著者の周囲の人にも好評だったり、
「これはやらないほうがいいんだ」「カンタンだしよさそう♪」とか、面白く読めました。
他に「足湯」「手湯」「二日酔い解消法」なども載ってます。
うおおおおーーーと思ったのは著者のお風呂の思い出を描いたいくつかの話の中の
「たまごシャンプー」の話。
子どもの頃、少女まんがで、ものすごく髪の毛のキレイな子が、「たまごでシャンプーしてるから」
って言うのを読んだ著者が、たまごシャンプーを実際に試す話なんですが、
このたまごシャンプーの少女まんが、私も読んでたし、私も憧れた!!
ただ、著者のような行動力は無く、実際にはやらなかったけど。
著者の実体験からは、やらなくて正解だったみたいですが、あまりの懐かしさに感動!
きっと、この少女まんがを読んで、たまごシャンプーを試した女の子は、全国にいっぱいいるのかも。
当時、少女まんがの代表格だった「なかよし」(キャンディー・キャンディーブームの頃)
に載ってたと思うし(今、検索してみたら、試して大変な事になった人が続出してたらしい(^^;))。
入浴剤などが好きな人は、読んでみると楽しめると思います♪
「家にあるものでカンタンにいろいろなお風呂を楽しみたい!」というコンセプトで描かれた、
たかぎなおこのコミックエッセイ。
たかぎなおこらしい、ほのぼの感にあふれた一冊。
ワイン風呂、日本酒風呂、緑茶風呂、紅茶風呂、酢風呂、ハチミツ風呂など液体を入れた風呂、
よもぎ風呂、わかめ風呂、塩風呂、みかん風呂、米ぬか風呂などのものを使った風呂、
など、いろんなお風呂について、その方法と、著者が実際試した感想が、
各項目、4ページほどで紹介されてます。
詳しい効能とか、その科学的解説なんてのは、ほとんど無く、「お肌がすべすべになった気が」
と、著者の主観メインで語られているので、「本当に効果あるのかな??」って
思えたりしますが、あっさりな分、とても読みやすい。
牛乳風呂から上がった後、体から出る牛乳臭に苦しんだり、
桜の花びらを浮かべたさくら風呂では、桜の花びらを集めるのも大変、掃除も大変で苦労したり、
その辺にはえているヨモギを使ったお風呂が著者の周囲の人にも好評だったり、
「これはやらないほうがいいんだ」「カンタンだしよさそう♪」とか、面白く読めました。
他に「足湯」「手湯」「二日酔い解消法」なども載ってます。
うおおおおーーーと思ったのは著者のお風呂の思い出を描いたいくつかの話の中の
「たまごシャンプー」の話。
子どもの頃、少女まんがで、ものすごく髪の毛のキレイな子が、「たまごでシャンプーしてるから」
って言うのを読んだ著者が、たまごシャンプーを実際に試す話なんですが、
このたまごシャンプーの少女まんが、私も読んでたし、私も憧れた!!
ただ、著者のような行動力は無く、実際にはやらなかったけど。
著者の実体験からは、やらなくて正解だったみたいですが、あまりの懐かしさに感動!
きっと、この少女まんがを読んで、たまごシャンプーを試した女の子は、全国にいっぱいいるのかも。
当時、少女まんがの代表格だった「なかよし」(キャンディー・キャンディーブームの頃)
に載ってたと思うし(今、検索してみたら、試して大変な事になった人が続出してたらしい(^^;))。
入浴剤などが好きな人は、読んでみると楽しめると思います♪
「恐怖箱 風怨」雨宮淳司著:怖い話もあったけど、何か物足りない [ホラー&ミステリー]
6.8点
雨宮淳司の実録怪談「恐怖箱」シリーズ、5冊目。
他の「恐怖箱」シリーズの感想は、「怪痾(かいあ)」 「哭塊」「怪医」「怪癒(かいゆ)」、それぞれのリンク先にて。
で、雨宮淳司の実録怪談ものは、他にもたくさんでている実録怪談ものに比べ、
登場人物の個性が際立っていたり、脱力系のオチがあったり、そうかと思うと、
かなり怖い話が入っていたり、一味も二味も違っていたのが魅力だったんだけど、
今回は、かなりパワーダウン。
8話の短編が収録されているけど、前半の短めの5作は、怖さもオチも中途半端。
ちょっと長めの「撃墜王」と「背中」が面白かったので救われた感じ。
ただ「撃墜王」は、もうちょっと話がまとまっていたら、より面白かったのに・・と思える、
構成のまずさが感じられた。
2つのストーリーが並行して進む形式なんだけど、それが怖い雰囲気を盛り下げてる感が。
ということで、今までの4冊に比べると、雨宮淳司らしさをあまり感じられないというか、
期待よりは落ちるというか、そんな感じで不満足感が残ってしまった。
「ぼくの体はツーアウト2巻」よしたに著:著者の体当たり体験が泣けるコミックエッセイ! [コミックエッセイ]

ぼくの体はツーアウト(2) (愛蔵版コミックス) (ビジネスジャンプ愛蔵版コミックス)
- 作者: よしたに
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/04/06
- メディア: コミック
30代前半にして、糖尿病リスクが非常に高まる、「高コレステロール」「高尿酸」「高血糖」の内の
2冠を達成した著者が、健康な体になるべくいろいろチャレンジするコミックエッセイ
「ぼくの体はツーアウト」の2巻が出ました!
1巻(リンク先感想)で語られる著者の「自分の体の事は自分が一番わかる!どこも悪くない」ってのは、
生活習慣の問題を指摘された男性がよく思う事じゃないだろうか(^^;)。
著者のよしたに氏には、他に「ぼく、オタリーマン。」「理系の人々」(リンク先感想)
などの著作があるけど、嫌がりながらもいろいろチャレンジしているこのシリーズが一番好き♪
「ぼく、オタリーマン。」は、著者のあまりにもネガティブで内向的な気持ちに、共感できないんだけど、
息子が共感しまくってて怖い(-_-;)←息子が好きなので一応買って家にある。
今回は、痩身エステ、通販でフィットネスバイク購入、置き換えダイエット、スポーツジム&ピラティス、
ウォーキング、加圧トレーニングなどにチャレンジ。
直接健康には関わらないけど、髪の毛を気にして、頭皮チェックにもチャレンジ。
また「メンタルクリニック」にも行ってます。
健康面では、女性でもダイエットの参考になるものがいくつか。
痩身エステの勧誘は、エステの体験に行こうか悩んでいる人には、読むとすごく参考になります。
この本で描かれている流れで勧誘されたら、断るの難しいだろうなーと思った。
頭皮チェックは、著者一人ではなく、かなりハ●化が進んでいる友人も同行しているので、
「まだ進行してないけど抜け毛が気になる人」「かなり進行してしまっている人」どちらにも♪
「度合い」によって、金額も大きく違います。
「希望」って大切だなーと思ったけど、悲しくもあると思った(^_^;)。
「メンタルクリニック」は、「夜眠れない」「ヤケ酒飲む」「ベランダから飛び降りることを考える」・・
という状況の著者が、編集さんに「心療内科」に無理やり行かされる話。
心療内科って、思ったより敷居が低い、ちょっと最近ストレスが溜まってる気が・・ぐらいでも
行って大丈夫なんだなと思った。
最近、落ち込み気味、ストレス溜まり気味って人が読むと、対処法で参考になるものも。
「コーヒー一リットルで浣腸」にチャレンジしてる一巻ほどの体当たりは無かったけど、
実用性もあり、楽しく読めるのでお勧め(^-^)ノ。
神奈川県立歴史博物館:宮川香山の「真葛焼」を見てきた!蟹の造形すごい!! [その他]
宮川香山は、明治時代の代表的な陶工で、陶器の表面に、
緻密な造形の彫刻を彫り込む「高浮彫」という技法を編みだしました。
その緻密さと生き生きとした彫刻の姿を、以前テレビで見て感動!
ただ、緻密さゆえ、完成まで何年もかかってしまうという物でもありました。
一度実物を見てみたいと思い、「宮川香山展」が近くで開催されれば・・・と思っていたのですが、
ごく最近、宮川香山の工房は横浜にあり、そのおかげか、「神奈川歴史博物館」に、
常時10点ほどの作品が展示されている事を知りましたV(≧∇≦)V!
ということで、「神奈川歴史博物館」にGO!

「神奈川歴史博物館」は、最寄り駅「馬車道駅」。
幕末の風情ある洋風建物が並ぶ「馬車道」の一角にあり、博物館の建物自体も、歴史があり、
明治時代に「横浜正金銀行」として使われていたもの。
展示物自体は、「歴史博物館」の名前通り、縄文時代~近代までの
「歴史の学習」に役立ちそうなものメイン。
行った日も、小学校の遠足なのか、小学生の一団が見学していました。
縄文時代・弥生時代は、土器や石器、土偶などの展示。
神奈川に「鎌倉幕府」があったので、鎌倉幕府関係の展示は多め。
仏教の石塔がいろいろ展示してあったり、日蓮宗、浄土宗などのお坊さんの
紹介があったりしていたのは、ちょっと珍しかった。
ペリー来航に関しての資料もいろいろ。
神奈川県の歴史を追うには、タイムスケールが長すぎるのですが、
神奈川県で発掘された、縄文・弥生時代のものが展示され、
中世日本の庶民の暮らしでも、神奈川県の町村で使われていたものの展示や、
村落に伝わる行事の紹介など、ちゃんと内容が「神奈川」にリンク。
縄文時代・弥生時代の集落模型、中世の農家の民家模型など、大きな模型が多くその点も面白かった。
常設展は大人300円、高校生以下100円など、内容盛りだくさんなのに安いのも嬉しい。
そして、その常設展のなかに、宮川香山の「真葛焼」も。
定期的に、少し内容を変え、10点ちょっと展示されてます。
展示内容は、こちらで確認できます。

「高取釉渡蟹水盤」 初代宮川香山作。
私をテレビで魅了したのがこの作品。
同じテーマの作品がいくつかあり、これはその1つ。
実物を見て、想像以上に生き生きとした蟹の姿と、その迫力に、しばらく見入ってしまいました。
陶器とは思えないほど、蟹がリアルで、細部まで緻密な造形が施されてます。
ほんとうに、蟹が陶器をよじ登っているかのよう。

「高浮彫・南天ニ鶉花瓶一対」 初代宮川香山作。
こちらも鶉の羽の感じ、南天を咥えたくちばし等、緻密過ぎるほどの造形と、生き生きとした姿がよかった。
「蟹」に比べると、他は、もっと繊細でゴージャスな印象(鶉をもっと豪華にした感じ)ものが多く、
それはそれで、すごくステキだったけど、やっぱり「蟹」が良かった!!
でも、他のものも、見て感動~!
二代目宮川香山の作品もいくつか展示されていましたが、小じんまりとキレイにまとまっており、
初代の持つ「迫力」に比べると、おとなしくて、初代の作品を見た後だと、インパクトにかけました。
宮川香山(初代)の作品が、こんなに簡単にまとめて見れるなんて、気がついて良かった~♪
入館料300円という安さなのも嬉しい(特別展は1000円くらい)。
1ヶ月ほどで、一部展示品が交換されるらしいので、またみなとみらいに行くことがあったら、
寄ってみようと思います♪
緻密な造形の彫刻を彫り込む「高浮彫」という技法を編みだしました。
その緻密さと生き生きとした彫刻の姿を、以前テレビで見て感動!
ただ、緻密さゆえ、完成まで何年もかかってしまうという物でもありました。
一度実物を見てみたいと思い、「宮川香山展」が近くで開催されれば・・・と思っていたのですが、
ごく最近、宮川香山の工房は横浜にあり、そのおかげか、「神奈川歴史博物館」に、
常時10点ほどの作品が展示されている事を知りましたV(≧∇≦)V!
ということで、「神奈川歴史博物館」にGO!

「神奈川歴史博物館」は、最寄り駅「馬車道駅」。
幕末の風情ある洋風建物が並ぶ「馬車道」の一角にあり、博物館の建物自体も、歴史があり、
明治時代に「横浜正金銀行」として使われていたもの。
展示物自体は、「歴史博物館」の名前通り、縄文時代~近代までの
「歴史の学習」に役立ちそうなものメイン。
行った日も、小学校の遠足なのか、小学生の一団が見学していました。
縄文時代・弥生時代は、土器や石器、土偶などの展示。
神奈川に「鎌倉幕府」があったので、鎌倉幕府関係の展示は多め。
仏教の石塔がいろいろ展示してあったり、日蓮宗、浄土宗などのお坊さんの
紹介があったりしていたのは、ちょっと珍しかった。
ペリー来航に関しての資料もいろいろ。
神奈川県の歴史を追うには、タイムスケールが長すぎるのですが、
神奈川県で発掘された、縄文・弥生時代のものが展示され、
中世日本の庶民の暮らしでも、神奈川県の町村で使われていたものの展示や、
村落に伝わる行事の紹介など、ちゃんと内容が「神奈川」にリンク。
縄文時代・弥生時代の集落模型、中世の農家の民家模型など、大きな模型が多くその点も面白かった。
常設展は大人300円、高校生以下100円など、内容盛りだくさんなのに安いのも嬉しい。
そして、その常設展のなかに、宮川香山の「真葛焼」も。
定期的に、少し内容を変え、10点ちょっと展示されてます。
展示内容は、こちらで確認できます。

「高取釉渡蟹水盤」 初代宮川香山作。
私をテレビで魅了したのがこの作品。
同じテーマの作品がいくつかあり、これはその1つ。
実物を見て、想像以上に生き生きとした蟹の姿と、その迫力に、しばらく見入ってしまいました。
陶器とは思えないほど、蟹がリアルで、細部まで緻密な造形が施されてます。
ほんとうに、蟹が陶器をよじ登っているかのよう。

「高浮彫・南天ニ鶉花瓶一対」 初代宮川香山作。
こちらも鶉の羽の感じ、南天を咥えたくちばし等、緻密過ぎるほどの造形と、生き生きとした姿がよかった。
「蟹」に比べると、他は、もっと繊細でゴージャスな印象(鶉をもっと豪華にした感じ)ものが多く、
それはそれで、すごくステキだったけど、やっぱり「蟹」が良かった!!
でも、他のものも、見て感動~!
二代目宮川香山の作品もいくつか展示されていましたが、小じんまりとキレイにまとまっており、
初代の持つ「迫力」に比べると、おとなしくて、初代の作品を見た後だと、インパクトにかけました。
宮川香山(初代)の作品が、こんなに簡単にまとめて見れるなんて、気がついて良かった~♪
入館料300円という安さなのも嬉しい(特別展は1000円くらい)。
1ヶ月ほどで、一部展示品が交換されるらしいので、またみなとみらいに行くことがあったら、
寄ってみようと思います♪
「無縁社会の正体 血縁・地縁・社縁はいかに崩壊したか」橘木俊詔著:「単身急増社会の衝撃」藤森克彦著:無縁社会をデータで読み解く [ノンフィクションいろいろ]
6.5点
7点
「無縁社会 ”無縁死三万二千人の衝撃」「無縁・多死社会-団塊の世代が死に絶えるとき!データでわかる日本の未来」などと合わせて読んだ本。
どちらも、単身世帯が急増し、無縁社会となりつつ現代日本社会をデータで解析している。
-------------------------------------------------------------------------------
「無縁社会の正体」は、かつて日本の人々を結びつけていた血縁・地縁・社縁の崩壊に注目している。
何故崩壊したのかを、それぞれのケースごとにデータで追い、解析。
離婚率、婚姻率、出生率、単身世帯数などの変化。
敗戦による地域社会の崩壊、長く続く不景気と低賃金による貧困率の増加、
貧困世帯が多い世代。
DVや児童虐待、結婚意思率や、結婚に求めるメリット、離婚の理由、若者の失業率、・・etc、
かなり広範囲にデータを集め、そこから現代社会が何故無縁社会に向かっているのかを、
著者は推測する。
また、かつて血縁・地縁・社縁と、3つの縁により支えられて来た日本が、
その3つを失い、これから先、国やNPOの支援が必要になってきていることを指摘している。
無縁社会になりつつある理由に関しては、面白く読めたが、この先どうするか、どうすべきかに関しては、
一般的な事しか述べられておらず物足りない部分も。
---------------------------------------------------------
「単身急増社会の衝撃」も、同じようにデータを解析しているが、
より細かく、また章の終わりに「まとめ」を書くなど、分かりやすい解説となっている。
また、「血縁・地縁・社縁」の3つを検証するため広範囲にデータを集めた「無縁社会の正体」に比べると、
「単身急増社会」の原因に直接関係すると思われるデータが多く、データの種類も多め。
都道府県別の傾向や、介護保険の利用率や、介護が必要な人に対しての主な介護者のデータ、
介護の現状など、介護に関する具体的な話も多い。
海外での単身世帯の増加の状態や、対応などにも触れている。
この先、どうすべきかの考察もこちらの方が詳しい。
データ解析に終始している印象の「無縁社会の正体」に比べ、
こちらのほうがより突っ込んでいる印象をうけるのは、後書きに書いてあるが、
著者が父親の「老々介護」「遠距離介護」に直面し、苦労したからだと思われる。
こちらの方がお勧めだけど、視点が若干違うので、興味がある人は両方読んでもいい気がする。
----------------------------------------------------------------------------------
どちらを読んでも思うのは、現在未婚率が上がり、将来単身世帯が急増し、
少子高齢化がもっともっと進み、社会的に大きな変化があるということ。
最近も「孤立死」のニュースが頻繁に報じられている。
その内、あまりに多すぎて、報じられすらしなくなるのかも。
「孤独死」と「孤立死」、一時期は一緒になっていたけど、最近は別々に見る傾向が。
それだと「孤独死」と「孤立死」似ているようで大きく違う。
家族がいても、家族の留守中に突然亡くなってしまう可能性がある。
誰にも見とられず「孤独死」するの可能性は、誰でも持っている。
しかし、その後、長期間遺体が発見されないのが「孤立死」。
遺体の腐敗などで住まいへのダメージも大きく(高齢者に家を貸したがらないなどの弊害がでたり、
貸主の負担も大きい)、今問題になっているのはこれ。
単身世帯の増加は、介護保険をも、どんどん圧迫するだろう。
単身世帯で介護を受けている場合、介護保険対象から外れ、自己負担になるような、
本来家族がいればやってくれる事を、ケアマネなどが、代行して行なっている事も多い。
単身世帯の方が、同居や、近くに家族がいる人より、手がかかることが多い。
でも、単身世帯が増えれば、当然、手が回らなくなり、そういうサービスをどうするのかなども
問題になるだろう。
独身世帯が増えるに従い、もっともっと公的援助の充実が望まれるけど、
どーっと高齢者が増える前、現時点で、既に予算的に逼迫していて、
介護サービスの状況はどんどん利用する側に厳しくなっている。
結局、お金がある人は、お金を貯めて、高くても民間に頼むって感じになるだろうけど、
お金の無い人は、家族・身内頼り。
ある程度年齢があがってしまうと、同年代の友人のサポートを期待するのは厳しくなるし、
昔にもどって家族とのつながりや結婚重視に戻るのかもしれない。
究極の選択としては、「本人が希望すれば安楽死を認める法律ができる」かな?
7点
「無縁社会 ”無縁死三万二千人の衝撃」「無縁・多死社会-団塊の世代が死に絶えるとき!データでわかる日本の未来」などと合わせて読んだ本。
どちらも、単身世帯が急増し、無縁社会となりつつ現代日本社会をデータで解析している。
-------------------------------------------------------------------------------
「無縁社会の正体」は、かつて日本の人々を結びつけていた血縁・地縁・社縁の崩壊に注目している。
何故崩壊したのかを、それぞれのケースごとにデータで追い、解析。
離婚率、婚姻率、出生率、単身世帯数などの変化。
敗戦による地域社会の崩壊、長く続く不景気と低賃金による貧困率の増加、
貧困世帯が多い世代。
DVや児童虐待、結婚意思率や、結婚に求めるメリット、離婚の理由、若者の失業率、・・etc、
かなり広範囲にデータを集め、そこから現代社会が何故無縁社会に向かっているのかを、
著者は推測する。
また、かつて血縁・地縁・社縁と、3つの縁により支えられて来た日本が、
その3つを失い、これから先、国やNPOの支援が必要になってきていることを指摘している。
無縁社会になりつつある理由に関しては、面白く読めたが、この先どうするか、どうすべきかに関しては、
一般的な事しか述べられておらず物足りない部分も。
---------------------------------------------------------
「単身急増社会の衝撃」も、同じようにデータを解析しているが、
より細かく、また章の終わりに「まとめ」を書くなど、分かりやすい解説となっている。
また、「血縁・地縁・社縁」の3つを検証するため広範囲にデータを集めた「無縁社会の正体」に比べると、
「単身急増社会」の原因に直接関係すると思われるデータが多く、データの種類も多め。
都道府県別の傾向や、介護保険の利用率や、介護が必要な人に対しての主な介護者のデータ、
介護の現状など、介護に関する具体的な話も多い。
海外での単身世帯の増加の状態や、対応などにも触れている。
この先、どうすべきかの考察もこちらの方が詳しい。
データ解析に終始している印象の「無縁社会の正体」に比べ、
こちらのほうがより突っ込んでいる印象をうけるのは、後書きに書いてあるが、
著者が父親の「老々介護」「遠距離介護」に直面し、苦労したからだと思われる。
こちらの方がお勧めだけど、視点が若干違うので、興味がある人は両方読んでもいい気がする。
----------------------------------------------------------------------------------
どちらを読んでも思うのは、現在未婚率が上がり、将来単身世帯が急増し、
少子高齢化がもっともっと進み、社会的に大きな変化があるということ。
最近も「孤立死」のニュースが頻繁に報じられている。
その内、あまりに多すぎて、報じられすらしなくなるのかも。
「孤独死」と「孤立死」、一時期は一緒になっていたけど、最近は別々に見る傾向が。
それだと「孤独死」と「孤立死」似ているようで大きく違う。
家族がいても、家族の留守中に突然亡くなってしまう可能性がある。
誰にも見とられず「孤独死」するの可能性は、誰でも持っている。
しかし、その後、長期間遺体が発見されないのが「孤立死」。
遺体の腐敗などで住まいへのダメージも大きく(高齢者に家を貸したがらないなどの弊害がでたり、
貸主の負担も大きい)、今問題になっているのはこれ。
単身世帯の増加は、介護保険をも、どんどん圧迫するだろう。
単身世帯で介護を受けている場合、介護保険対象から外れ、自己負担になるような、
本来家族がいればやってくれる事を、ケアマネなどが、代行して行なっている事も多い。
単身世帯の方が、同居や、近くに家族がいる人より、手がかかることが多い。
でも、単身世帯が増えれば、当然、手が回らなくなり、そういうサービスをどうするのかなども
問題になるだろう。
独身世帯が増えるに従い、もっともっと公的援助の充実が望まれるけど、
どーっと高齢者が増える前、現時点で、既に予算的に逼迫していて、
介護サービスの状況はどんどん利用する側に厳しくなっている。
結局、お金がある人は、お金を貯めて、高くても民間に頼むって感じになるだろうけど、
お金の無い人は、家族・身内頼り。
ある程度年齢があがってしまうと、同年代の友人のサポートを期待するのは厳しくなるし、
昔にもどって家族とのつながりや結婚重視に戻るのかもしれない。
究極の選択としては、「本人が希望すれば安楽死を認める法律ができる」かな?
「逃避めし」吉田戦車著:締め切りが迫るとついつい作ってしまう創作料理について記した本 [エッセイ]
7点
先日、著者と伊藤理佐の間に生まれた赤ん坊について描いた、
育児コミックエッセイ「まんが親」(リンク先感想)を読んだついでに、
締め切りに追われた著者が作る創作料理について綴った「逃避めし」も読んでみた。
こちらは、著者によるイラストはあるけどマンガはほぼ無く、文章主体のエッセイ。
「まんが親」でも思ったけど、著者独自のこだわりが、そこかしこに溢れていて、
その辺が面白かった。
「池波正太郎の本で読んだ、大石内蔵助が討ち入り直前に食べたご飯」
「辰巳浜子の「料理歳時記」に載っていた塩らっきょう」
「夕焼け番長に載ってた納豆飯に味噌汁をぶっかけた、納豆ご飯」
「テレビで美味しいと言っていた牛・豚・鶏を合わせたひき肉料理」
など、以前、見聞きしたものを思い出し、自己流にアレンジしているもの。
「そうめんを梅干しの味だけで食べる日の丸そうめん」
「肉を使わないラーメン」
「冷やしキュウリラーメン」
「豚焼きつけミョウガのせ」
など、何かしらにインスパイアされて作った創作料理。
どれも、著者のその料理への思い入れとか、こだわりが書いてあって、それが良く、興味深く読めた。
自画自賛ではあるんだけど、自作した料理に大満足してる章も多く、
食べたいっ!と思える料理も多かった。
ただ、材料は書いてあるが、分量は無く、作り方も簡略化されているので、
この本で紹介されている料理を再現しようとすると、「自分の創作飯」になってしまうのが難点。
あとがきに(著者の考えが端的に書いてあって、ここだけ読んでも面白い)書いてあった、
「人に美味しいと言われる事を目的としない自己満足料理をもっともっと作りたい」
ってのが、この本で紹介されている料理の根底にある気持ちなんだろうなー。
自分の為に、有り合わせで適当な料理を作る事は頻繁にあるけど、
自己満足はしないので(どちらかというと誰か作ってくれたら感激!)、
「自己満足料理を作りたい!」って辺りは共感できないけど、考え方としては面白い。
仕事場が無くなり、自分の台所も無くなり、自宅の台所は奥様の管理下。
「自分の台所が欲しい!」と切望する著者は、一人の時間がすごく大切なタイプなんだろう。
「まんが親」もそうだったけど、吉田戦車の独自の視点とか、考え方を楽しむ本。
でも、料理は美味しそうなものも多かったし、これらの料理に刺激を受けて
創作料理してみるものいいかもしれない♪
先日、著者と伊藤理佐の間に生まれた赤ん坊について描いた、
育児コミックエッセイ「まんが親」(リンク先感想)を読んだついでに、
締め切りに追われた著者が作る創作料理について綴った「逃避めし」も読んでみた。
こちらは、著者によるイラストはあるけどマンガはほぼ無く、文章主体のエッセイ。
「まんが親」でも思ったけど、著者独自のこだわりが、そこかしこに溢れていて、
その辺が面白かった。
「池波正太郎の本で読んだ、大石内蔵助が討ち入り直前に食べたご飯」
「辰巳浜子の「料理歳時記」に載っていた塩らっきょう」
「夕焼け番長に載ってた納豆飯に味噌汁をぶっかけた、納豆ご飯」
「テレビで美味しいと言っていた牛・豚・鶏を合わせたひき肉料理」
など、以前、見聞きしたものを思い出し、自己流にアレンジしているもの。
「そうめんを梅干しの味だけで食べる日の丸そうめん」
「肉を使わないラーメン」
「冷やしキュウリラーメン」
「豚焼きつけミョウガのせ」
など、何かしらにインスパイアされて作った創作料理。
どれも、著者のその料理への思い入れとか、こだわりが書いてあって、それが良く、興味深く読めた。
自画自賛ではあるんだけど、自作した料理に大満足してる章も多く、
食べたいっ!と思える料理も多かった。
ただ、材料は書いてあるが、分量は無く、作り方も簡略化されているので、
この本で紹介されている料理を再現しようとすると、「自分の創作飯」になってしまうのが難点。
あとがきに(著者の考えが端的に書いてあって、ここだけ読んでも面白い)書いてあった、
「人に美味しいと言われる事を目的としない自己満足料理をもっともっと作りたい」
ってのが、この本で紹介されている料理の根底にある気持ちなんだろうなー。
自分の為に、有り合わせで適当な料理を作る事は頻繁にあるけど、
自己満足はしないので(どちらかというと誰か作ってくれたら感激!)、
「自己満足料理を作りたい!」って辺りは共感できないけど、考え方としては面白い。
仕事場が無くなり、自分の台所も無くなり、自宅の台所は奥様の管理下。
「自分の台所が欲しい!」と切望する著者は、一人の時間がすごく大切なタイプなんだろう。
「まんが親」もそうだったけど、吉田戦車の独自の視点とか、考え方を楽しむ本。
でも、料理は美味しそうなものも多かったし、これらの料理に刺激を受けて
創作料理してみるものいいかもしれない♪
「まんが親」吉田戦車著:育児コミックエッセイ。奥さん伊藤理佐の「おかあさんの扉」も出てます [コミックエッセイ]
6点
伊藤理佐と結婚した吉田戦車の育児コミックエッセイ。
伊藤理佐の育児コミックエッセイ「おかあさんの扉」(リンク先感想)が面白かったので、
「同じ出来事」を吉田戦車はどんな捉え方をしているんだろう・・と思って買いました。
「同じ出来事」を別の視点で見るのって面白いし。
でも、「同じ出来事」を取り上げているものは少なく、そういう意味では期待外れ。
伊藤理佐が、我が子のちょっとした行動や子どものやった笑える行動を描き、
それに対して、彼女らしいツッコミを入れているのと違い、
この本は、吉田戦車が自分自身の育児の様子や子どもに対する接し方、考察、
スタンスを語っている本・・・って感じがした。
伊藤理佐のコミックエッセイはすごく好きだし、「おかあさんの扉」もとても面白かったのもあり、
「伊藤理佐が描く自分・子ども・吉田戦車」のイメージが強すぎ、
「吉田戦車の描く自分・子ども・伊藤理佐」への違和感が大きすぎ、いまいち楽しめず。
吉田戦車ファンなら楽しめるのかも。
伊藤理佐と結婚した吉田戦車の育児コミックエッセイ。
伊藤理佐の育児コミックエッセイ「おかあさんの扉」(リンク先感想)が面白かったので、
「同じ出来事」を吉田戦車はどんな捉え方をしているんだろう・・と思って買いました。
「同じ出来事」を別の視点で見るのって面白いし。
でも、「同じ出来事」を取り上げているものは少なく、そういう意味では期待外れ。
伊藤理佐が、我が子のちょっとした行動や子どものやった笑える行動を描き、
それに対して、彼女らしいツッコミを入れているのと違い、
この本は、吉田戦車が自分自身の育児の様子や子どもに対する接し方、考察、
スタンスを語っている本・・・って感じがした。
伊藤理佐のコミックエッセイはすごく好きだし、「おかあさんの扉」もとても面白かったのもあり、
「伊藤理佐が描く自分・子ども・吉田戦車」のイメージが強すぎ、
「吉田戦車の描く自分・子ども・伊藤理佐」への違和感が大きすぎ、いまいち楽しめず。
吉田戦車ファンなら楽しめるのかも。
「銀の匙 Silver Spoon」荒川弘著、3巻発売!生き物を殺して食べる事・・・ [コミック]

銀の匙 Silver Spoon 3 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 荒川 弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/04/18
- メディア: コミック
過酷な実習、普通とは違った常識、あなたの知らない世界「農業高校」を舞台に、
やりたいことが見つからないサラリーマンの息子八軒を主人公に繰り広げられる、
涙あり、笑いあり、そして考えさせられることありの「銀の匙 Silver Spoon」の3巻が出ました。
著者は「鋼の錬金術師」が有名な荒川弘。
著者が農業高校出身で、その体験が本書では遺憾なく発揮されてます♪
1・2巻の感想はこちら。
2巻で、3ヶ月後には屠殺されてしまう子豚に「豚丼」と名前をつけてしまった八軒。
豚丼が屠殺されてしまう時期は刻一刻と近付き悩む八軒。
彼が下した決断とは??
3巻も、内容全般が面白かった♪
子豚「豚丼」を通して「生き物を殺して食べること」を改めて考えさせられる内容があったり、
将来の夢、仕事、生き方、などへの話があったり、大人が読んでも楽しいけど、
是非、中・高校生に読んで欲しい本♪
表紙の子豚と八軒の絵、中表紙では、表紙の数カ月後の悲惨な状況が書いてあります。
子豚って小さい頃は、ほんと可愛いんですよね~!
近くに、農業高校があって、以前は子豚が生まれる時期に見に行きました
(今は、見に来る人のマナーが悪くて、小さいお子さん連れしか近寄れなくなってしまった)。
でも、子豚ってすっごくすばしっこい!
以前、サファリパークの、子豚と触れ合おうというコーナーで、子豚のいる柵の中に入ったら、
何故か、子豚達、わらわらと群がってきて、私の靴紐を食べた~ヽ(lll゚Д゚)ノ!!
丸呑みしちゃうらしく、子豚の口の中から、ズルズルと靴紐を引っぱり出さなければいけない状態に。
何度引っ張りだしても食べちゃうので、柵から出るしかなかったです(^^;)。
逃げても、逃げても、追いかけて来て靴紐食べちゃうし・・・。
可愛かったけど、心あたたまる触れ合いとは行きませんでした。
残念!
「信仰が人を殺すとき」ジョン・クラカワー著:神の名の元、人を殺す心理とは [ノンフィクションいろいろ]
7.8点
エベレストで多数の死者を出した遭難事件を扱った「空へ」、
荒野に一人旅だった青年の人生を追った「荒野へ」(「イントゥーザワイルド」(傑作!)として
映画化もされてます-感想こちら)。
ジョン・クラカワーのこれらの作品は、綿密な取材により、様々な視点からテーマとなる事件を捉え、
それを詳細にまとめあげていて、どちらも名著!
そして、この「信仰が人を殺すとき」も、期待を裏切らない内容O(≧▽≦)O。
ただ、タイトルから、「魔女狩り」「宗教戦争」「イスラム過激派」・・・など、
宗教的対立で死んだ人は膨大で、そういういろいろな宗教の歴史も含め、
考察したものかと思って読んだら、「モルモン教」のルポで、最初はガッカリ。
でも、読了後の感想は「読んで良かった!!」です。
モルモン教は、アメリカ生まれの新興宗教。
タバコ、アルコール、珈琲が禁止など戒律が厳しく、素朴で勤勉。
過去に一夫多妻制で迫害を受けたが、一夫多妻制を禁止し、アメリカに溶け込んでいる宗教。
布教活動が盛んで、日本でもよく見かける宣教師はモルモン教の事が多い。
ってぐらいのイメージで、実はあまり興味が無かった。
一時期、アル・ヤンコビックの「アーミッシュパラダイス」(Youtube)で紹介されていた、
アーミッシュと混同してたくらいだし(^^;)。
この本は、熱狂的なモルモン教の信者(モルモン原理主義者)が、
実の弟の妻と幼い娘を「神のお告げ」により殺害したという事件を中心に、
強い信仰心が殺意に変わる過程を、モルモン教の血塗られた歴史や、迫害、
一般社会への歩み寄りと、原理主義の発生などその弊害を挟みながら、詳細に描いている。
ちなみに、モルモン教は信者を着実に増やしている宗教で、2080年には信者が2億人を越えるとも
予想されているという。
ある程度の信者数を確保している宗教としては、創設の過程が、はっきりわかるというのが珍しく、
創設時のことはほとんどわからない、キリスト教、イスラム教などができた時も、
同じような過程を歩んだのではないだろうか・・と思える内容。
そして今でも熱狂的な信仰心は、善良である人を、殺人にかりたてる可能性があるとも思えた。
創設者はジョセフ・スミス。
旧約聖書・新約聖書が土台になっていて、それに独自の解釈を加えた内容。
最初の頃のモルモン教は、一番問題になった「一夫多妻制」を提唱してはいなかった。
ただ、教義は、ジョセフ・スミスが「神のお告げに」よりどんどん追加していた為、
彼の望むままに教義が変更できたらしい。
一夫多妻制への嫌悪感は、初期モルモン教徒には強く、スミスは、一夫多妻制を実践しながらも、
なかなか、それを公にはしていなかったらしい。
一夫多妻制というと、イスラム教もそうだけど、モルモン教の教義では、「女性は男の所有物である」
と道具と同じ扱いで(イスラム教でも、女性がそのような扱いをされているケースもあるが、
家庭内の権利が強かったりもする)、夫には一切逆らわない従順さが求められるという。
女性の目から見ると、単に、浮気したい男の気持ちを正当化する為や、
圧倒的男性優位の立場を教義に取り入れただけ・・と感じられる経過だったけど。
モルモン教には「肌が白いのが善」という人種差別の要素もあるし、何か理由をつけて
「自分は何かより絶対的に優位である」という差別意識は(異教徒、性別、人種に対して
多くの宗教で見られるが)、みっともないと思うんだけど、
今の日本の「勝ち組・負け組」意識もそうだけど、多くの人が好むものなんだろうね。
一夫多妻制は、社会の反発の強さに、結局それをモルモン教内でも禁止したが、
ジョセフ・スミスの教えに一途になろうという熱狂的な信者は、それに不満を抱き、
分離し、原理主義となった。
モルモン教の本流(末日聖徒イエス・キリスト教会等)、原理主義(多数の宗派あり)とも、
今現在も分離を繰り返している理由・状況は、他の多くの宗教が、
多数の宗派にわかれた理由・状況をも想像できる。
最初に述べられているのは、アメリカ、カナダ、メキシコなどに存在する、一夫多妻制を実践している
原理主義コミュニテイの問題。
結婚相手を選ぶ事もできず、命令されるまま14歳前後で結婚させられる少女達。
近親相姦なども行われているようだが、生まれながらにして、
モルモン教の教え(神に背けば地獄に落ちる・モルモン教以外は堕落している等)の中で
育った少女達は、警察が介入しても、本当の事は言わず、多くの事件は
うやむやになっているということが述べられている。
アメリカなどに、司法が介入できないコミュニティが存在しているというのは、かなり衝撃的だった。
その後、モルモン教の迫害と血塗られた歴史が語られる。
選民意識が強く、コミュニティ周辺の住民と馴染もうとしなかった初期モルモン教徒達は、
何度も住民たちと衝突し、お互いを殺しあったり、家を破壊しあったりして、その地を追われ、
コミュニティの移動を繰り返した。
南北戦争前後、インディアンなどとの闘いもあった時期の話だ。
創設者スミスも、監獄に囚われた時、暴徒たちに襲われ殺害されている。
逆に、幌馬車隊を襲って女・子供関係なく100人以上虐殺し、それをインディアンのせいにしたり
-インディアンをけしかけて襲わせ、仲裁すると油断させ、皆殺しにした-(マウンテンメドウの虐殺)
冒険者を警察の手のものと勘違いして殺し、それをインディアンのせいにしていたなどの事件もある。
モルモン教は、アメリカに、司法を無視した、神の国をつくろうとしたが(訓練した兵隊もいた)、
一夫多妻に対する外部からの反発の大きさに、存続の危うさを感じ、
結局、一夫多妻制を禁止する事にしたが、それが熱狂的信者の離脱、原理主義を発生させた。
白人優位(黒人-黄色人種も-は悪魔の手先←皮膚の色が濃いのは、神に逆らった罰だという)
という教義もあり、現在それも否定しているが、人種差別意識は、強く残っているという。
モルモン教の歴史は、きっと多くの宗教がたどってきた道なのではないかと思う。
他の宗教を否定し、自分達だけが選ばれた人間だという選民思想と優越感、
それによる外部との対立と迫害がより結束を強くし、信仰心を厚いもの、そして場合によっては、
強迫観念的なものとまでなっていく。
実弟アレンの妻と子供を殺害した、ロン・ラファティとダン・ラファティ。
二人は熱心で敬虔なモルモン教徒だったが、モルモン原理主義に触れ、狂信者へと変わっていく。
そこには、自分の妄想や願望を「神の声」として正当化していく過程が、はっきり見てとれて興味深い。
彼らは「自分が間違ったことをしようとしたなら、神が止めたはずなので、間違ってはいない」
と、殺人を正当化し、反省することは無かったという。
後半に書かれている、熱心な信者がみな狂信者になるのかという問いや、
狂信者は精神的に病んでいるのかという話はとても面白かった。
教祖や狂信者になるものの多くは、自己愛がとても強いという。
神の前に、自分は一人の人間だと卑下するのか、自分も神になれると思うのか・・・。
自己愛が強い人間は、他人に認めて欲しい気持ちが強く、否定されると強い反発を抱く。
そういう人間が追い詰められた時、「神の名」の元に、自分を正当化し、自分に都合の良い教義だけを
取り入れ、その内、自分の望む教義を創りだしていく。
ロイもダンもアメリカ人の1%はいるという「自己愛人格障害」であり、教祖になる人の多くは、
この要素を持っているという。
これは、すごく納得。
ダンは、自分が神に選ばれた人間、預言者であり、もうすぐ世紀末が来て、多くのものが滅びる中、
自分は神の国に召されると信じている。
また、熱狂的な宗教心が元で人を殺した人は、精神障害なのかという問いには、
明確に「NO!」と答えている、裁判の答弁について載っている。
もし、神のお告げによって人を殺した事が精神障害で責任能力無しなのであれば、
「宗教を信じている」「霊を信じている」「迷信を信じている」・・・・etc、それらほとんどすべての人が
精神障害であり、罪に問えなくなるという話。
熱狂的信者と、精神障害で責任能力が無いと思える人との
対比(コミュニケーションがとれるか・・etc)も、とても興味深い内容だった。
熱心なモルモン教徒だったが、その後無神論者になった人物のインタビューも面白かった。
無神論者になった彼は、過去を振り返り、何かを信じる事は幸せだと言っている。
「自分はなぜここにいるのか」などの疑問に宗教は答えてくれるし、性的虐待が蔓延していたり、
近親相姦が行われていたらしいが、それは他でも起きているし、子供を育てるには
コロラド・シティは素晴らしい場所だったと、彼は回想する。
しかし彼は探究心が旺盛で、大学に行った事から、モルモン教が教えていた事
(地球は出来て6千年だとか)と科学の矛盾に目を潰れなくなる
(子供の頃は、「そういうことには疑問をもたないように」と預言者に言われ実践してきた)。
科学と宗教の矛盾から教会を離れるものが出ることから、より教育から子供たちを遠ざけようとする
教会の立場や、コミュニティで凝り固まった偽りの教義を教え込まれ育てられる子供達を心配し、
自分の子供たちの「生活の幸せ」より、子供達が自由にものを考えられる事が一番大切だと、
無神論者になった男は言う。
もう一つ、後半で興味深かったのは、モルモン教会が隠そうとする「マウンテンメドウの虐殺」など、
負の歴史を、熱心な信仰心から書籍として発表し、破門された男のインタビューだ。
彼は、悪い部分を隠そうとすることが、モルモン教徒を弱くしているという。
いいことだけを教えられ信仰していた人々が、そういう真実を知って離れていくことを危惧しての
出版だった。
厚い本だけど、その分情報はたっぷりで、宗教が出来る過程や、それに惹かれる人々、
コミュニティの形成、拡大、分裂、狂信者、熱心な信者でも、考え方や行動は一人一人違う・・・
など、いろいろなことを教えてくれる本。
オウム真理教の事件も、きっと当てはまる部分が多いはず。
モルモン教に興味が無くても、「宗教」というものに興味があるのなら、読めば、絶対面白い!
エベレストで多数の死者を出した遭難事件を扱った「空へ」、
荒野に一人旅だった青年の人生を追った「荒野へ」(「イントゥーザワイルド」(傑作!)として
映画化もされてます-感想こちら)。
ジョン・クラカワーのこれらの作品は、綿密な取材により、様々な視点からテーマとなる事件を捉え、
それを詳細にまとめあげていて、どちらも名著!
そして、この「信仰が人を殺すとき」も、期待を裏切らない内容O(≧▽≦)O。
ただ、タイトルから、「魔女狩り」「宗教戦争」「イスラム過激派」・・・など、
宗教的対立で死んだ人は膨大で、そういういろいろな宗教の歴史も含め、
考察したものかと思って読んだら、「モルモン教」のルポで、最初はガッカリ。
でも、読了後の感想は「読んで良かった!!」です。
モルモン教は、アメリカ生まれの新興宗教。
タバコ、アルコール、珈琲が禁止など戒律が厳しく、素朴で勤勉。
過去に一夫多妻制で迫害を受けたが、一夫多妻制を禁止し、アメリカに溶け込んでいる宗教。
布教活動が盛んで、日本でもよく見かける宣教師はモルモン教の事が多い。
ってぐらいのイメージで、実はあまり興味が無かった。
一時期、アル・ヤンコビックの「アーミッシュパラダイス」(Youtube)で紹介されていた、
アーミッシュと混同してたくらいだし(^^;)。
この本は、熱狂的なモルモン教の信者(モルモン原理主義者)が、
実の弟の妻と幼い娘を「神のお告げ」により殺害したという事件を中心に、
強い信仰心が殺意に変わる過程を、モルモン教の血塗られた歴史や、迫害、
一般社会への歩み寄りと、原理主義の発生などその弊害を挟みながら、詳細に描いている。
ちなみに、モルモン教は信者を着実に増やしている宗教で、2080年には信者が2億人を越えるとも
予想されているという。
ある程度の信者数を確保している宗教としては、創設の過程が、はっきりわかるというのが珍しく、
創設時のことはほとんどわからない、キリスト教、イスラム教などができた時も、
同じような過程を歩んだのではないだろうか・・と思える内容。
そして今でも熱狂的な信仰心は、善良である人を、殺人にかりたてる可能性があるとも思えた。
創設者はジョセフ・スミス。
旧約聖書・新約聖書が土台になっていて、それに独自の解釈を加えた内容。
最初の頃のモルモン教は、一番問題になった「一夫多妻制」を提唱してはいなかった。
ただ、教義は、ジョセフ・スミスが「神のお告げに」よりどんどん追加していた為、
彼の望むままに教義が変更できたらしい。
一夫多妻制への嫌悪感は、初期モルモン教徒には強く、スミスは、一夫多妻制を実践しながらも、
なかなか、それを公にはしていなかったらしい。
一夫多妻制というと、イスラム教もそうだけど、モルモン教の教義では、「女性は男の所有物である」
と道具と同じ扱いで(イスラム教でも、女性がそのような扱いをされているケースもあるが、
家庭内の権利が強かったりもする)、夫には一切逆らわない従順さが求められるという。
女性の目から見ると、単に、浮気したい男の気持ちを正当化する為や、
圧倒的男性優位の立場を教義に取り入れただけ・・と感じられる経過だったけど。
モルモン教には「肌が白いのが善」という人種差別の要素もあるし、何か理由をつけて
「自分は何かより絶対的に優位である」という差別意識は(異教徒、性別、人種に対して
多くの宗教で見られるが)、みっともないと思うんだけど、
今の日本の「勝ち組・負け組」意識もそうだけど、多くの人が好むものなんだろうね。
一夫多妻制は、社会の反発の強さに、結局それをモルモン教内でも禁止したが、
ジョセフ・スミスの教えに一途になろうという熱狂的な信者は、それに不満を抱き、
分離し、原理主義となった。
モルモン教の本流(末日聖徒イエス・キリスト教会等)、原理主義(多数の宗派あり)とも、
今現在も分離を繰り返している理由・状況は、他の多くの宗教が、
多数の宗派にわかれた理由・状況をも想像できる。
最初に述べられているのは、アメリカ、カナダ、メキシコなどに存在する、一夫多妻制を実践している
原理主義コミュニテイの問題。
結婚相手を選ぶ事もできず、命令されるまま14歳前後で結婚させられる少女達。
近親相姦なども行われているようだが、生まれながらにして、
モルモン教の教え(神に背けば地獄に落ちる・モルモン教以外は堕落している等)の中で
育った少女達は、警察が介入しても、本当の事は言わず、多くの事件は
うやむやになっているということが述べられている。
アメリカなどに、司法が介入できないコミュニティが存在しているというのは、かなり衝撃的だった。
その後、モルモン教の迫害と血塗られた歴史が語られる。
選民意識が強く、コミュニティ周辺の住民と馴染もうとしなかった初期モルモン教徒達は、
何度も住民たちと衝突し、お互いを殺しあったり、家を破壊しあったりして、その地を追われ、
コミュニティの移動を繰り返した。
南北戦争前後、インディアンなどとの闘いもあった時期の話だ。
創設者スミスも、監獄に囚われた時、暴徒たちに襲われ殺害されている。
逆に、幌馬車隊を襲って女・子供関係なく100人以上虐殺し、それをインディアンのせいにしたり
-インディアンをけしかけて襲わせ、仲裁すると油断させ、皆殺しにした-(マウンテンメドウの虐殺)
冒険者を警察の手のものと勘違いして殺し、それをインディアンのせいにしていたなどの事件もある。
モルモン教は、アメリカに、司法を無視した、神の国をつくろうとしたが(訓練した兵隊もいた)、
一夫多妻に対する外部からの反発の大きさに、存続の危うさを感じ、
結局、一夫多妻制を禁止する事にしたが、それが熱狂的信者の離脱、原理主義を発生させた。
白人優位(黒人-黄色人種も-は悪魔の手先←皮膚の色が濃いのは、神に逆らった罰だという)
という教義もあり、現在それも否定しているが、人種差別意識は、強く残っているという。
モルモン教の歴史は、きっと多くの宗教がたどってきた道なのではないかと思う。
他の宗教を否定し、自分達だけが選ばれた人間だという選民思想と優越感、
それによる外部との対立と迫害がより結束を強くし、信仰心を厚いもの、そして場合によっては、
強迫観念的なものとまでなっていく。
実弟アレンの妻と子供を殺害した、ロン・ラファティとダン・ラファティ。
二人は熱心で敬虔なモルモン教徒だったが、モルモン原理主義に触れ、狂信者へと変わっていく。
そこには、自分の妄想や願望を「神の声」として正当化していく過程が、はっきり見てとれて興味深い。
彼らは「自分が間違ったことをしようとしたなら、神が止めたはずなので、間違ってはいない」
と、殺人を正当化し、反省することは無かったという。
後半に書かれている、熱心な信者がみな狂信者になるのかという問いや、
狂信者は精神的に病んでいるのかという話はとても面白かった。
教祖や狂信者になるものの多くは、自己愛がとても強いという。
神の前に、自分は一人の人間だと卑下するのか、自分も神になれると思うのか・・・。
自己愛が強い人間は、他人に認めて欲しい気持ちが強く、否定されると強い反発を抱く。
そういう人間が追い詰められた時、「神の名」の元に、自分を正当化し、自分に都合の良い教義だけを
取り入れ、その内、自分の望む教義を創りだしていく。
ロイもダンもアメリカ人の1%はいるという「自己愛人格障害」であり、教祖になる人の多くは、
この要素を持っているという。
これは、すごく納得。
ダンは、自分が神に選ばれた人間、預言者であり、もうすぐ世紀末が来て、多くのものが滅びる中、
自分は神の国に召されると信じている。
また、熱狂的な宗教心が元で人を殺した人は、精神障害なのかという問いには、
明確に「NO!」と答えている、裁判の答弁について載っている。
もし、神のお告げによって人を殺した事が精神障害で責任能力無しなのであれば、
「宗教を信じている」「霊を信じている」「迷信を信じている」・・・・etc、それらほとんどすべての人が
精神障害であり、罪に問えなくなるという話。
熱狂的信者と、精神障害で責任能力が無いと思える人との
対比(コミュニケーションがとれるか・・etc)も、とても興味深い内容だった。
熱心なモルモン教徒だったが、その後無神論者になった人物のインタビューも面白かった。
無神論者になった彼は、過去を振り返り、何かを信じる事は幸せだと言っている。
「自分はなぜここにいるのか」などの疑問に宗教は答えてくれるし、性的虐待が蔓延していたり、
近親相姦が行われていたらしいが、それは他でも起きているし、子供を育てるには
コロラド・シティは素晴らしい場所だったと、彼は回想する。
しかし彼は探究心が旺盛で、大学に行った事から、モルモン教が教えていた事
(地球は出来て6千年だとか)と科学の矛盾に目を潰れなくなる
(子供の頃は、「そういうことには疑問をもたないように」と預言者に言われ実践してきた)。
科学と宗教の矛盾から教会を離れるものが出ることから、より教育から子供たちを遠ざけようとする
教会の立場や、コミュニティで凝り固まった偽りの教義を教え込まれ育てられる子供達を心配し、
自分の子供たちの「生活の幸せ」より、子供達が自由にものを考えられる事が一番大切だと、
無神論者になった男は言う。
もう一つ、後半で興味深かったのは、モルモン教会が隠そうとする「マウンテンメドウの虐殺」など、
負の歴史を、熱心な信仰心から書籍として発表し、破門された男のインタビューだ。
彼は、悪い部分を隠そうとすることが、モルモン教徒を弱くしているという。
いいことだけを教えられ信仰していた人々が、そういう真実を知って離れていくことを危惧しての
出版だった。
厚い本だけど、その分情報はたっぷりで、宗教が出来る過程や、それに惹かれる人々、
コミュニティの形成、拡大、分裂、狂信者、熱心な信者でも、考え方や行動は一人一人違う・・・
など、いろいろなことを教えてくれる本。
オウム真理教の事件も、きっと当てはまる部分が多いはず。
モルモン教に興味が無くても、「宗教」というものに興味があるのなら、読めば、絶対面白い!
「六蠱の躯 死相学探偵3」三津田信三著:死相が見える探偵が連続猟奇殺人事件に挑む!ティーン向けなのか?? [ホラー&ミステリー]
5点
三津田信三の「死相学探偵」シリーズ。
1作目「十三の呪」は、薄っぺらい感が強くてイマイチだったんだけど、
同じシリーズの3作目を読んでみました。
2作目読んだかと思ってたら、読んで無かったらしい(^^;)。
皮膚を剥ぎ取られたり、体の一部を切り取られたりする、女性の連続猟奇殺人事件が発生。
死相が見える能力を活かし、探偵事務所を開いている主人公弦矢俊一郎の元に、
刑事から協力依頼が。
インターネットでは、連続猟奇殺人事件の犯人と思われる「六蠱」と名乗る人物が、
5つのパーツを集めて、理想の女性を作る儀式を行なっていると発表する。
俊一郎は、犯人の歪んだ野望を阻止することができるのか??
全体的に、回りくどい言い回しが多い上、説明が多く、ものすごく冗長な印象を受けた。
元々、そういう文体の著者だけど、重い雰囲気を盛り上げる為ならともかく、
もっと簡潔に書けそうな内容でも、くどくどと語られるのには辟易。
ストーリーは、事件自体は猟奇色が強いが、全体的にはライトであっさり。
ホラー要素も少なめで(死相が見える能力ぐらい)、メインはミステリー。
ただ、ミステリーにしては、ストーリーが単純、人物描写も浅い。
ライトな感じなのは、ターゲット読者層が10代だからかな?
そんな感じを受けた。
素材は好みなのに、あまりにも面白くなくて、何度も投げそうになってしまった。
ストーリー的に大きく破綻はしてないので、点数それほど低くしなかったけど
(10代向けと思われたためでもある)、説明と会話ばかりで、緊迫感も無く、単調。
全然怖くないし。
図書館で借りてなかったら、読了できなかったはず(借りたら一応読む)。
前半投げそうになるというのはよくあるけど、ミステリーで終盤でも投げそうになるというのは珍しい。
このシリーズは合わないようなので、もう読むのやめ。
10代なら、猟奇殺人事件が題材の割に重すぎず、楽しめる気が。
三津田信三の「死相学探偵」シリーズ。
1作目「十三の呪」は、薄っぺらい感が強くてイマイチだったんだけど、
同じシリーズの3作目を読んでみました。
2作目読んだかと思ってたら、読んで無かったらしい(^^;)。
皮膚を剥ぎ取られたり、体の一部を切り取られたりする、女性の連続猟奇殺人事件が発生。
死相が見える能力を活かし、探偵事務所を開いている主人公弦矢俊一郎の元に、
刑事から協力依頼が。
インターネットでは、連続猟奇殺人事件の犯人と思われる「六蠱」と名乗る人物が、
5つのパーツを集めて、理想の女性を作る儀式を行なっていると発表する。
俊一郎は、犯人の歪んだ野望を阻止することができるのか??
全体的に、回りくどい言い回しが多い上、説明が多く、ものすごく冗長な印象を受けた。
元々、そういう文体の著者だけど、重い雰囲気を盛り上げる為ならともかく、
もっと簡潔に書けそうな内容でも、くどくどと語られるのには辟易。
ストーリーは、事件自体は猟奇色が強いが、全体的にはライトであっさり。
ホラー要素も少なめで(死相が見える能力ぐらい)、メインはミステリー。
ただ、ミステリーにしては、ストーリーが単純、人物描写も浅い。
ライトな感じなのは、ターゲット読者層が10代だからかな?
そんな感じを受けた。
素材は好みなのに、あまりにも面白くなくて、何度も投げそうになってしまった。
ストーリー的に大きく破綻はしてないので、点数それほど低くしなかったけど
(10代向けと思われたためでもある)、説明と会話ばかりで、緊迫感も無く、単調。
全然怖くないし。
図書館で借りてなかったら、読了できなかったはず(借りたら一応読む)。
前半投げそうになるというのはよくあるけど、ミステリーで終盤でも投げそうになるというのは珍しい。
このシリーズは合わないようなので、もう読むのやめ。
10代なら、猟奇殺人事件が題材の割に重すぎず、楽しめる気が。
「進撃の巨人 7巻」発売!進行が遅いなー(^_^;)。 [コミック]
突如現れた巨人が人々を喰い尽くす世界。
ヨーロッパ中世風の世界観の中で描かれる、人間の無力さと絶望感に満ちた話、
「進撃の巨人」(リンク先1~3巻感想)の7巻が発売になりました♪
知性ある奇行種である女巨人を、遂に捉えた調査兵団。
女巨人の謎に迫れるか??
しかし、巨人達の謎を解明する為の第一歩と思えた捕獲は、
調査兵団達をさらなる絶望へと導くのであった・・。
話は面白かったけど、戦闘シーンが多めで、ストーリーがほとんど進んでいないのがもどかしい。
謎のとっかかりが少しずつ増えているので、次の巻を楽しみにします♪
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