「殺人摩天楼」 フィリップ・カー [ホラー&ミステリー]
「殺人摩天楼」 著:フィリップ・カー (新潮文庫) 6.5点
ジャンルをSFとホラーのどちらにしようかとちょっと悩んだんだけど、ホラーで。
昨年の夏ぐらいにはホラーを読みまくっていた気がするんだけど、冬だからか最近読んでいなくて久々のホラー。やっぱり夏の方がホラー書籍の発行も多いからかな?
内容は、コンピューターに完全に管理されたビルが、人を次々と襲う話。
「B級ホラー映画の題材にもってこい!」というような感じの内容で、コンピューターがビルに閉じ込めた人々を、趣向を凝らした方法で殺害していくあたりはそれなりに面白かったけど、登場人物にあまり個性が無く(一番印象深かったのは、性格がむちゃくちゃ悪いこのビルの設計者)、感情移入も出来なかったため、あまりハラハラドキドキという感じでは無かった。
この作品の中で、ビルの受付嬢が防犯上の理由からホログラムの女性になっているんだけど、ビルを訪ねて来た人間が下品な事を言っても、ビジネスライクに答えていてちょっと笑えた。
B級ホラーテイストなものはそれなりに好きなので、個人的には悪く無いかなとも思うけど、そういうノリがあまり好きじゃない人には、陳腐な話に思えてしまうかも。
でも、完全にコンピューター管理とかいうビルが本当にあったら、やっぱり嫌な気がする。
水を流すのが自動のトイレとかあるけど、便座から離れても流れなくて「あれれ、ダメ??」なんてあたふたしてると、突然「ジャーー」と流れる・・この間の悪さが、自分で手動で流したほうがすっきりするなぁなんて、そういうトイレに入ると毎回思ったりする。
痒い所に微妙に手が届かないというか、信用できないというか(^^;)。
単純明快な方がいい事も多いよね。







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