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「内澤旬子のこの人を見よ」内澤旬子著:路上観察イラストエッセイ集。街なかで見かける、ちょっと気になる人101人。 [本:エッセイ]

内澤旬子のこの人を見よ

内澤旬子のこの人を見よ

  • 作者: 内澤 旬子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/08/21
  • メディア: 単行本
7点

街なかで見かけた、お店で遭遇した、ちょっと気になる人、不思議な人、印象に残った人・・・
そういう人たちを101人集めた、路上観察イラストエッセイ集。

以前読んだ、同著者のおやじ観察日記「絶滅危惧種中年男性図鑑おやじがき」(リンク先感想)は、
観察相手への卑下を、優しいコメントで隠そうとしてる偽善的な部分が気になって
イマイチだったけど、同じ路上観察日記系のこの本は、そういう事はなく、
観察対象が変だ・ダメだ・可笑しいというところは、しっかりツッコミ、
シニカル視点もそれなりに出ていて(あまりストレートに本音を書くタイプではないらしいけど)、
それなりに楽しんでは読めた。

見開きの左ページが、街なかで印象に残った人のスケッチ、右ページがその人物に関する
著者の見解という構成。
「ビッグコミックスペリオール」で2009年から連載されていたらしい。

異臭漂うマグロを出す怪しい寿司屋とか、高校生で溢れ動物園みたいになった
ファーストフード店での女子高生の姿とか、ああ、こういうスナックのママさんいそうだなーって人とか、
歩き弁してる女子高生とか、いろんな人が紹介されてます。

すごく印象に残るって感じの本では無いけど、いろんな街なかの人ネタが入っているので、
時間がちょっとある時、パラパラと読むのにはちょうど良かった。
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「ヤマザキマリのリスボン日記」「テルマエ戦記」ヤマザキマリ著:「テルマエ・ロマエ」以前の日記。モーレツイタリア家族文章版も。そして「テルマエ・ロマエ」がヒットしてから。 [本:エッセイ]

ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず

ヤマザキマリのリスボン日記 テルマエは一日にして成らず

  • 作者: ヤマザキ マリ
  • 出版社/メーカー: フリースタイル
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: 単行本
7点

テルマエ戦記

テルマエ戦記

  • 作者: ヤマザキマリ
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/04/20
  • メディア: 単行本
5.5点


古代ローマの建築家ルシウスが何故か現代日本にタイムスリップ!
そこで見聞きした日本の風呂の技術を、古代ローマで活かす・・という、
ぶっとんだストーリーと、独自の絵柄が印象的で、映画化もされヒットした
テルマエ・ロマエ」(リンク先感想)。

その作者が、「テルマエ・ロマエ」を書く前、リスボンに住みながら、Mixiで書いた日記を
書籍化したものが「ヤマザキマリのリスボン日記」。
「テルマエ・ロマエ」の前に、「モーレツ!イタリア家族」「それではさっそくBuonappetito!」
(感想は「テルマエ・ロマエ」の記事に)など、イタリア人と結婚し、海外在住だった著者は、
海外ライフコミックエッセイを書いていた。
その内、すごすぎるイタリア人夫の家族(特に姑)の話を書いた「モーレツ!イタリア家族」に
リンクする内容になってます。

コミックで読むと、可愛らしい(?)絵柄により若干毒が抜けてるイタリア人姑。
毒が抜けてても強烈なんだけど、文章だけによる姑の描写は、「ハハー、私には相手出来ません・・」
とひれ伏したくなるほど(;^_^A。
コミックエッセイではちょっとしか出てこない、姑の実母と義母(舅の母)のバトルも強烈!
片方にレモネードを飲ませれば、もう一方も飲みたがる。
するとそれを見たもう一方が、もっとよこせと要求、飲む量だけでなく、飲む速さまで対抗。
その繰り返しで、結局、1人でトイレに行けない2人を、交互に何度もトイレに連れて行く
はめになる・・とか。

海外での生活の様子、特にタイトルが「リスボン日記」となっているように、ポルトガルの日本では
考えられない悲惨な住宅事情とか、ラテン民族でありながら控えめ、でも、底抜けに善意に
溢れてる国民性など、「ポルトガル事情」を、伺い知ることができるのも面白い♪
基本は「イタリア人姑の愚痴」です(^_^;)。
イタリアでは、何歳になっても親離れ子離れできない人が多く、それが問題にもなってるともいうけど、
その辺もかいま見えます。

姑の強烈なキャラクターは、こりゃ愚痴りたくなるなーってほど、強烈だし、
あまりにもすごくて笑えるエピソードも多い。
ただ、文章だけ読むと、感情移入し辛いと思うので(知人向けの日記なので、
そんなに補足が無い)、「モーレツ!イタリア家族」、
そして続編「イタリア家族 風林火山」(リンク先感想)が好きな人にお勧め(^-^)ノ。
もしくは、それを読んで面白ければ♪

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「テルマエ戦記」の方は、ヒット作「テルマエ・ロマエ」の連載開始までの経緯と、
その後作品が思わぬヒットをし、忙しさに翻弄される状況を書いたもの(Mixiの日記の続きです)。

「リスボン日記」のような、海外生活事情中心ではなく、
慌ただしい「ヤマザキマリの生活中心」で、あまり興味を惹かない内容でした。

コミックとしては異色な「テルマエ・ロマエ」を世に送り出した「ビーム」。
あの問題作「坂本ですが?」(リンク先感想)も「ビーム」なんですが、
そういう「これってあり?」的な本が出てしまう、編集部の体質というか、
そういうのがわかったのは面白かった。

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「馬鹿が止まらない」「いつだって大変な時代」堀井憲一郎著:裏本にドキドキ、電車賃を交番に泣きつく・・馬鹿なことやってた著者は、現在居酒屋で説教するおやじみたいになってた(-_-;) [本:エッセイ]

馬鹿が止まらない

馬鹿が止まらない

  • 作者: 堀井 憲一郎
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 単行本

7点

いつだって大変な時代 (講談社現代新書)

いつだって大変な時代 (講談社現代新書)

  • 作者: 堀井 憲一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/07/15
  • メディア: 新書
4点


1990年代に出た、どうしようもないような些細な事を詳細に調査した
この役立たず!―ホリイのずんずん調査」は、とっても面白かった♪

そして、「ホリイのずんずん調査 かつて誰も調べなかった100の謎」という似た内容の本が
2013年8月に出たと知り、嬉しかった♪
図書館のリクエストの順番待ちの間、他の堀井憲一郎の本を読もうと思って、2冊ほど借りてみた。

・・・・・・・・・・・・・・・月日が流れば人は変わる・・・、いや、元々本質はこうだったのか・・・と、
思ってしまう2冊の内容の格差に愕然(-"-;A。

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「馬鹿が止まらない」は1990年代、著者が30代の頃に出されたエッセイ。

裏本を買いに行った時の高揚感、貧乏学生なのに奮発して中華丼、勢いで餃子まで
頼んでしまい予算オーバー、帰りの電車賃が無くなり交番に泣きついた話、
大脱肛して肛門科で治療、ビーチサンダルを履いて国会議員にインタビュー、
トホホな就職活動・・・・etc、タイトル通り「馬鹿だなー」「トホホだなー」、
でもこういうのってわかるなーって、感じの内容満載のエッセイ。

途中「原田宗典」のエッセイに似てると思ったら、巻末に「影響を受けてる」と書いてあった。
序盤中島らも、中盤丸谷才一を参考(?)にしてたらしいが、そちらはあまり読んでないのでわからず。
というか、原田宗典のエッセイの文章は、わかりやすいカラーがあるからわかったのかも。

まぁ、こういうとほほなバカ話は好きなので、面白く読んだ。

しかし、著者が50代になって書いた「いつだって大変な時代」は、全く違うテイストだった。
「大変な時代だ、大変な時代だと言われているが、いつだって大変な時代なんだ」という
切り口で書かれたエッセイ。

スタンスは、「世の中の人間は、何でこんな簡単なことに気が付かないで騒いでるんだ。
俺はちゃんとわかってるのに」と、居酒屋で酔っ払ったおじさんがとうとうと語りそうな、
主観的過ぎる「今の世の中はダメだ」的説教が延々と書いてあるというか・・・・(-_-;)。

もちろん「確かにそうかも」と思える部分もあったけど、主観的な狭い視点で世の中を見つめ、
語られる説教が延々と続くというのは、辛かった・・・・。
こういうのは共感できないと、本当に辛い。
共感出来る人は、自分の考えを、代弁してくれてありがとう!って思えるんだろうけど、
かなり詰めが甘い論理展開をしているので、そうじゃない場合、
本なので、一方的に語りかけられるから、突っ込みたいところ、反論したいところ、
もっと細部を聞きたいところ・・・たくさんあるのに、何もできずにストレス。

ああ、堀井憲一郎はおじさんになっちゃったんだなぁ・・・と、悲しくなってしまった。
自分もおばさんになってて、同じような傾向があるんだけどね(-_-;)ちょっとした情報を
自己流に解釈して解った気になるというか。
自分を見てるようで辛くもあったのか?
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「ちょっとそこまで ひとり旅 だれかと旅」益田ミリ文:何故コミックエッセイじゃないんだろう?淡々とし過ぎ [本:エッセイ]

ちょっとそこまで ひとり旅 だれかと旅

ちょっとそこまで ひとり旅 だれかと旅

  • 作者: 益田 ミリ
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/06/27
  • メディア: 単行本
4点

アラサー、アラフォーくらいの女性の心の機微を描いたコミックが人気の益田ミリ。
彼女の、絵ではなく「文章」による旅行記。

益田ミリの作品は、何作か読んだけど、どうも主人公がうじうじしてて苦手。
表面は当たり障りなく対応、でも心の中ではちょっとした事でも、あれこれ不満を持ってる・・・
まぁ、相手をこき下ろすような悪意がある不満ではなく、ありそうな不満ではあるんだけど、
あれこれ言わずにいろんなことで不満をためて悶々としてるタイプは、自分はダメで(^^;)。

ただ、作品全部が苦手なわけじゃないし、あっさりした素朴で淡々としていながらも、
人の心の内を鋭くつく部分がある作風が好きな人がいるのもわかる。

で、この本は、マンガではなくエッセイ。
それも文章のみ(添えてあるイラストもほぼ無い)。

国内、国外、一人旅、彼との旅、母親との旅、友達との旅、著者の旅行の話がいろいろ
載ってるんだけど、淡々としすぎてて、状況報告だけがあっさりと羅列されている印象が強い。
検索したら、ブログで大量に引っかかりそうな内容というか、素人のブログでも、
もっと面白く紹介してるの、詳しく紹介してるの、そこに行きたい!と思わせてくれそうなのが、
他にもっとありそうな感じというか。

京都で焼きたてのみたらし団子を見て「美味しそう!」「食べよ、食べよ!」
母とペロリ、「美味しいね~」。
文章を短くしたけど、こんな内容の文章が続いてて・・・・読んでて飽きた。
途中、著者の考えとかがたまーーに入るんだけど、それもどうでもいい事だし。
これがコミックエッセイだと、絵の雰囲気とかでまた印象が変わるんだろうけど、
文章だけなので、表現力の弱さとかがすごく気になった。

以前読んだ林真理子のエッセイと同じで、益田ミリファンで、彼女の行動や考えを、
些細なところまで知りたいって人向けな感じ。

そういえば、林真理子は、最近「自分は美女になれた」という路線でいろいろエッセイをだしてるけど、
それはありなんだろうか??
確かに、若い頃、有名になったばかりの頃に比べれば格段に垢抜けた感じはあるけど、
「美女」とは別だよなーと、エッセイなどの表紙を書店で見る度思う。
でも、巷では、林真理子=美女と受け入れられているのか??
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「衣もろもろ」群ようこ著:世の中のおばさんが着る服を求めたエッセイ。指南本じゃなくうんうん共感する本。 [本:エッセイ]

衣もろもろ

衣もろもろ

  • 作者: 群 ようこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2012/10/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
5点

「自分に無理の無い値段で、着心地がよく、周囲の人にもオシャレに気を遣っているなと少しは
思ってもらえる」という理想な服を求めて、右往左往する群ようこのエッセイ。

おばさんになると、今までの服が似合わなくなる。
最近のジャケットは細身で、重ね着がしにくい。
靴の幅は、3Eだったのが、最近は4Eに。
ブーツはふくらはぎが入らない。
手入れしがいがある、それなりの値段な服はいい。

群ようこが思っていた以上に、服にこだわりがあったのにはびっくり。
自分に対しても厳しいが、他人に対しても「雑誌に紹介されている服や小物をそのまんま買い、
お洒落だと悦に入っているのは格好悪い典型である」とか、厳しい。
逆に他人に対して厳しいからこそ、「自分はそう見られたくない!」と気になるんだろうな~。
50代半ばなので、特に若いママのファッションにはうるさい。

中年以降の女性が感じている「あるあるネタ」が満載なので、共感できて面白い!と思う人も多いはず。

私なんかも、最近流行りのモスグリーンのモッズコート。
カジュアルで着やすそうと、試着してみたら・・・・・若い子がカジュアルなインナーに合わせていると
可愛いけど、私がカジュアルなインナーでそれを着ると、
どこぞの市場とか作業場にいる働いてるおばちゃん!!
になることがわかった(-"-;A。
ちゃんとインナーにもこだわらないと厳しい←すごく面倒だ。
年齢で、似合う服ってやっぱり変わってくるね。

ただ、私は、それほどファッションには興味が無いのと、人の着ている服をあれこれ、
みっともないと批判するのって好きじゃないので(迷惑かけてなきゃ人それぞれじゃんと思うので)
多少共感できても、面白い!ってほどではなかった。

まぁ、大きいのはファッションへの関心度の低さだと思うけど。
群ようこは、人と会う約束をすると、数日前から、何を着ようとあれこれ悩み疲れてしまうとか。
私は、人と会う約束をしたら、一応服は考えるけど、適当なところで決めちゃって、
それより「どこで食べよう」何を食べよう」(すっごく重要!!)とそればかり考えてるので、
その辺の差かと(^^;)。

ファッショにこだわりがあり、年齢を重ねて、最近、服に関して不満が・・って人には、
共感できるネタが満載で楽しめるかな。
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「下世話の作法」ビートたけし著:下品とは?上品とは?ビートたけしが語る [本:エッセイ]

下世話の作法

下世話の作法

  • 作者: ビートたけし
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2009/03/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7.3点

ビートたけしが思う「粋な生き方」、そして「下品」や「上品」について語られている本。

「金」自体が汚く下品。
だから、それを持っているのをひけらかすのも下品。
もともと芸人というのは下品なものなのに、それを持ち上げる風潮もおかしいと切る。

人前で、美味い不味いを言うのも下品。
黙って食えばいい。
お店で行列して食べるのも下品。
安いだけで店を選んで買うのも下品。

いやー、食べ物関係は下品なことばかりしてるな~私(^^;)。

下品についてだけじゃなく、たけしが思う「上品」についても、
高倉健さんやたけしの師匠などを例にあげて、いろいろ語られている。

共感できる部分、できない部分、いろいろあったけど、面白く読めた。
ただ、これは「ビートたけし」の本だから、面白く感じたのかなーとも思う。
全く同じ事を言われても、言う相手によって受け取り方って違ったりするし。
映画で世界的に有名になっても、相変わらずテレビでバカをやってるビートたけしの姿勢は、
好きだしすごいなーと思えるからこそ、彼の主張も受け入れられるというか。
たけしが売れ出してからずっと、その生き様を見て、尊敬出来る部分がいろいろあるし。
事故後復活した直後は、やる気ないなーって幻滅した時もあったけど、今は元気なのが嬉しい。
絵の方で売れ出して(?)から、変に気取ってる片岡鶴太郎がこの本を書いたとしたら、
全く同じ内容でも、「お前に言われたくないっ」って気持ちが先に立って、
パラっと見るだけで読まなかった気がするし(^^;)。

そしたらこの本の最後の方にも、同じ事を言ったりやったりしても、下品になる人と、
ならない人がいる・・・なんて話が書いてあって、自分の上記の気持ちにどんぴしゃりだった。
その人の生き様や考え方、それがにじみ出て下品や上品を感じさせるんだろうなーと思えた。

興味深く読んだのは「夢」の章。
「夢は叶えたら終わる」って話。
プロ野球選手になりたい!ってなれちゃったら、夢はそこで終わり、先が無い。
叶えられないから夢なのであって、人は2番とか3番目の望みを叶えるのが一番。

その上で、最近の「夢を持つことがいいことだ」って教育や、「自分探し」「自分には何か才能がある」
という風潮をちくり。
「自分に何も無いことを認めたくないから、ずっとあるわけが無い宝探しをしている」と厳しい。
「夢を叶えよう」「夢に向かって努力することがいいことだ」って教育されてきたやつが、
夢が叶わない、先が無いと知って、やけになって世間を恨んだりするのは当たり前だ・・・とも。
「身の丈にあった生き方」が一番いいと、たけしは言う。

昔の下町の話も新鮮だった。
昔の下町は人情味あふれてたなんて嘘っぱちだ、閉鎖的だった、村だったと言う。
仲間には義理堅く親切で結束は固いけど、それ以外に徹底的に無視。
新しい寿司屋ができても、今までやってる寿司屋の手前、誰もそこには行かない、だから潰れる。
仲間にはご飯を食べてけなんて言うけど、知らない人間に泊まっていけなんて言うことはあり得ない、
そういうすごく閉鎖的な社会だったと。

以前読んだアマゾンの未開部族「ヤノマミ」の話で、その閉鎖性が印象に残ったけど、
それと通じるものがあった。

「老醜」については共感。
老いてから醜くなるのではなく、中年以降の生き様が出るんだと。
これは本当にそうだと思う。
だいたい、中年くらいになると、性格って大きく変化ってしない。
愚痴っぽい人は、そのまま愚痴っぽく、ひがみっぽい人は、そのままひがみっぽく歳をとる。
歳をとると、そういう本質的な部分が前面に出てくるので、表面を取り繕ってそういうのを隠してた人は、
醜く老いるんだと思う。

素敵に歳をとってるなーって思う人って、自分をしっかり持ってるだけじゃなく、
周囲にはいつも感謝してる。
自分をしっかり律してるけど、他人には寛容、そういうお年寄りはすごく品があるし、
これって歳をとってなれるものじゃなく、きっとそういう風に生きてきたんだなーって思える。
心根がよくて、素直に生きていた人も、多少わがままでも、愛されるお年寄りになる。
逆に、表面では人当たりがよく、いい人に見えていても、心の中で、人をけなしたり、
恨んだり、妬んだり、そういうのが強い人というのは、歳をとるとその悪い部分が見えてくる。

自分もどんどん歳をとって思うけど、情報処理能力とか状況判断能力とか、
自分を抑える能力とか、そういうのが徐々に弱まってきてる。
もっと歳をとれば、もっとそういうのが弱くなって、自分の本質的な部分が、
他人からもより見えるようになるんだろう。
なので、なるべく寛容に、うじうじせず生きようって最近は心がけてる>なかなか難しいけど。
上品な生き方をしているお年寄りって、歳をとってもみんなから慕われてて幸せそうだし。

共感できる、できないは別として、面白おかしいエピソードを混じえ語られるたけしの「上品」「下品」に
関する考え方は、いろいろ考えさせられるものがあったし、面白く読めました(^^)。
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「逃避めし」吉田戦車著:締め切りが迫るとついつい作ってしまう創作料理について記した本 [本:エッセイ]

逃避めし

逃避めし

  • 作者: 吉田 戦車
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2011/07/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7点

先日、著者と伊藤理佐の間に生まれた赤ん坊について描いた、
育児コミックエッセイ「まんが親」(リンク先感想)を読んだついでに、
締め切りに追われた著者が作る創作料理について綴った「逃避めし」も読んでみた。

こちらは、著者によるイラストはあるけどマンガはほぼ無く、文章主体のエッセイ。
「まんが親」でも思ったけど、著者独自のこだわりが、そこかしこに溢れていて、
その辺が面白かった。

「池波正太郎の本で読んだ、大石内蔵助が討ち入り直前に食べたご飯」
「辰巳浜子の「料理歳時記」に載っていた塩らっきょう」
「夕焼け番長に載ってた納豆飯に味噌汁をぶっかけた、納豆ご飯」
「テレビで美味しいと言っていた牛・豚・鶏を合わせたひき肉料理」
など、以前、見聞きしたものを思い出し、自己流にアレンジしているもの。

「そうめんを梅干しの味だけで食べる日の丸そうめん」
「肉を使わないラーメン」
「冷やしキュウリラーメン」
「豚焼きつけミョウガのせ」
など、何かしらにインスパイアされて作った創作料理。

どれも、著者のその料理への思い入れとか、こだわりが書いてあって、それが良く、興味深く読めた。
自画自賛ではあるんだけど、自作した料理に大満足してる章も多く、
食べたいっ!と思える料理も多かった。

ただ、材料は書いてあるが、分量は無く、作り方も簡略化されているので、
この本で紹介されている料理を再現しようとすると、「自分の創作飯」になってしまうのが難点。

あとがきに(著者の考えが端的に書いてあって、ここだけ読んでも面白い)書いてあった、
「人に美味しいと言われる事を目的としない自己満足料理をもっともっと作りたい」
ってのが、この本で紹介されている料理の根底にある気持ちなんだろうなー。
自分の為に、有り合わせで適当な料理を作る事は頻繁にあるけど、
自己満足はしないので(どちらかというと誰か作ってくれたら感激!)、
「自己満足料理を作りたい!」って辺りは共感できないけど、考え方としては面白い。

仕事場が無くなり、自分の台所も無くなり、自宅の台所は奥様の管理下。
「自分の台所が欲しい!」と切望する著者は、一人の時間がすごく大切なタイプなんだろう。

「まんが親」もそうだったけど、吉田戦車の独自の視点とか、考え方を楽しむ本。
でも、料理は美味しそうなものも多かったし、これらの料理に刺激を受けて
創作料理してみるものいいかもしれない♪
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「英語にあきたら多言語を!ポリグロットの真実」トニー・ラズロ著:英語でも大変な私には遠い(^^;) [本:エッセイ]

英語にあきたら多言語を! ~ポリグロットの真実~

英語にあきたら多言語を! ~ポリグロットの真実~

  • 作者: トニー ラズロ
  • 出版社/メーカー: アルク
  • 発売日: 2011/12/08
  • メディア: 単行本
7点

小栗左多里のコミックエッセイ「ダーリンは外国人」(リンク先感想)の、
「ダーリン」がこの本の著者トニー・ラズロ氏。
小栗左多里のコミックエッセイを読むと、トニーが「言語オタク」っぽいのが伝わってくる。
英語を母国語としながらも、日本語に精通し、日本の漢字の成り立ちとか、
言葉の起源についての知識は、日本人の妻である小栗左多里がタジタジしてしまうほど。

で、この本は、そのトニーが、英語、日本語だけでなく、
フランス語、エスペラント語、スペイン語、イタリア語・・・・etc
「多言語を使えるポリグロット」を目指すために、日々行なっている事や、心構えなどが書いてある。

アフリカのコイサン諸語は、吸着音(舌打ちの時の音だけど、たくさんバリエーションがある)で
始まる言葉が多いという話は面白かった。
さすがのトニーも、練習しても発音できるようにならず、精進の日々。
アフリカには「ん」で始まる(これも吸着音なのかな?)で言葉もあった気がする。

英語ですら大変な私には遠い話だし、また英語を学ぶのに、役に立つことも少しは載っているけど、
実用性は低く、どちらかというと、「ポリグロット」を目指すトニーの考え方や、
行動の面白さを楽しむ本。

小栗左多里のコミックエッセイ(「ダーリンは外国人」以外にも、
オーストラリアで大の字」などの旅行モノ、「めづめづ和文化研究所
英語ができない私をせめないで」など多数)に、必ずトニーは登場しているので、
その読者でトニーの行動や考え方が面白いと思っている人向けな気が。

面白かったけど、読者を選ぶ本だなーという感じ。
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「ヨコモレ通信」「おでかけセレビッチ(ヨコモレ通信2)」辛酸なめ子著 [本:エッセイ]

ヨコモレ通信

ヨコモレ通信

  • 作者: 辛酸なめ子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2005/05/10
  • メディア: 単行本
6点
おでかけセレビッチ (ヨコモレ通信 (2))

おでかけセレビッチ (ヨコモレ通信 (2))

  • 作者: 辛酸 なめ子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 単行本
7点

最近気に入って読んでいる辛酸なめ子のルポ・エッセイ2冊。
文庫版「ヨコモレ通信 (文春文庫PLUS)」も出ているようです。

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「ヨコモレ通信」はアポ無しで、カメラとメモ片手に取材するというコンセプトで、
週刊文春で連載されていたエッセイらしい。
「おでかけセレビッチ(ヨコモレ通信2)」はその続編。

一冊目「ヨコモレ通信」は、ボリショイ・サーカス、新宿伊勢丹メンズ館、池袋防災体験、
ウィーン少年合唱団コンサート、上智大学ミス・コン・・・・いろいろなところに取材に行ってます。

取材先、取材ネタの多くに私が興味を持てなかったのと、辛酸なめ子節は感じるものの、
見開き一ページの文章量のせいか、ほとんどが取材先の説明で費やされてしまって、
辛酸なめ子らしさをあまり堪能できなかったので低評価。

「おでかけセレビッチ(ヨコモレ通信2)」の方は、文章が説明メインなのは同じだけど、
取材先が「スーパードルフィー」「メイド接客のいちご狩り園、ガーデンウチミヤ(伊豆江間)」(休業?)、
フランス政府主催・アペリティフを食べるイベント」「横田基地公開」(リンク先は昨年のデータ)など、
自分が興味を持てたイベントがいくつもあったので面白かった。

ただ、連載時期が2005年~2006年とかなり前なので、古すぎる情報も多かったのが残念。

この手の流行ものルポは連載時に読むのが一番ですね。

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「消費セラピー」「女の人生すごろく」辛酸なめ子著:ツボな表現がいっぱいあった♪ [本:エッセイ]

消費セラピー (集英社文庫(日本))

消費セラピー (集英社文庫(日本))

  • 作者: 辛酸 なめ子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/02/17
  • メディア: 文庫
7.8点

女の人生すごろく

女の人生すごろく

  • 作者: 辛酸 なめ子
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2008/06/26
  • メディア: 単行本

7点

最近気に入って読んでいる辛酸なめ子のエッセイやコラム。
彼女の本ばっかり読んでると、濁ったオーラを発するようになりそうな気がするけど、面白い!

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「消費セラピー」は、著者が買った様々なものに関するエッセイ本。
毎回「癒され度」や「癒されない度」の評価も。

辛酸なめ子嬢が買うものなので、かなり変な物がいっぱい。
それに対する彼女の視点や感想、そして行動もかなり怪しく、それだけでも面白い。
その上、この本、個人的にはかなりツボな表現が多く、すっごく楽しんで読めたO(≧▽≦)O!

例えば「水に話しかけたり、音楽を聞かせたりするとできるという、水の結晶」。
まぁそれだけでも胡散臭い話なのですが、彼女はあるスピリチュアル系イベントで
水が美味しくなり、水への感謝の気持ちが湧くという、
「愛・感動の波動を送って作った水の結晶のコースター」を発見。
そのイベント発起人のトークショーで語られたのは「人はやることをやったら火星で水に生まれ変わる」
とかの、胡散臭さ爆発の話(^^;)。
それに関してバッサリと切りながらも、水の結晶コースターを買う著者。
コースターの効果が感じられなかった著者は、素直に信じられないから、
プラシーボ効果を得られなかった・・・と結んでいます。
この手のイベントに参加したり、怪しいグッズを購入してしまう行動力と、
気持ちの冷め具合のギャップがすごい。

精進料理を食べて煩悩を振り払おうとする著者。
しかし、肉に似せようとする精進料理の努力を見て、
「人造ダイヤをしてる人が、本物のダイヤをしている人より偉いわけがない」
「肉に似せようとすればするほど、悟りから遠ざかるのでは?」とこれまたバッサリ(^^;)。

自家栽培でスローライフデビューを目指す著者。
スローライフについて「豆をコトコト煮込む」「靴下を編む」「天然酵母を培養する」
時間を作らなければ時代に乗り遅れる!と焦る著者。
この例の挙げ方が秀逸。
スローライフでおしゃれ生活してる人がやっていそうなことを的確に羅列してます(^^;)。
そして、育てた野菜を食べ、生き物への感謝の気持ちを感じると共に、
天国と胃袋をつなげてしまう著者のセンスに脱帽。

ホリエモン逮捕直前に書かれた話と、逮捕直後の補足もあり、これも面白かった。

消費セラピーネタではないけど、皇室、特に紀宮様ファンな著者が、紀宮様婚礼の際、
紀宮コスプレで参道に並ぶ話もありました。
この本の表紙ってそれだったんですね(^^;)。

ということで、個人的にはすっごくツボの本でした♪

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「女の人生すごろく」は、女性の人生をテーマに書かれたコラム集。
巻末にスゴロクの付録が付いてたり、ページの右上に「老化1コマ戻る」なんてのが書いてあるけど、
あまり「スゴロク」との関連性は見いだせず(^^;)。

「女性の人生」に関わる物がテーマなので「占い」「バレンタイン」「セルライト」「片付けられない女」
「デトックス」「皺」「キャラ弁」などテーマは多彩。
辛酸なめ子らしい「写経」「プチ変態のすすめ」などのテーマや、
「渋谷109で予算15万でお買いもの」なんてネタも。

面白いコラムもいろいろあったけど、著者があまり興味を持っていないネタを題材に
していると思われるものは、それほど面白く無く、玉石混淆感が。

でも相変わらず、著者のドロドロとした内面描写とか、シビアな視点とか、面白かった。
女一人の孤独をテーマにしたコラムでは、「女一人の最終型であるネコおばさん」という表現が。
独身、既婚問わず猫が好きな人は多いけど、それでも上記の表現には思わず納得できるものが。
ちなみに動物園の話では「ネコおばさんの症状が進むと動物おばさんに!?」と書いてあった(^^;)。

同年代の友人のシワを見て「友だちのシワは、自分のシワ」と恐怖し
(私も久々に会った友人が老けてみえて、あーきっと自分も老けたんだろうなーと思った事がある)、
20代はお化粧でごまかせても、30代は性格の良し悪しが顔に出ると恐れ、
写経や坐禅をしてしまう著者。
内面が顔にでる、ネガティブシンキングで愚痴や悪口を撒き散らすと不幸顔に、
性格が悪ければそれも顔に出ると、芸能人やモデルの顔を厳しい視線でチェック。
イキイキと輝いている女性と出会ったら、その女性はプチ変態だった事から、
自分だけの秘密の趣味を持つ、特に変態的趣味ならば最強と締めてしまう著者。

彼女の美へのこだわりと、普通とは違う方向に向かってしまう行動・思考が面白かった。

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どちらも面白く読めたけど「消費セラピー」の方が好みだった♪

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「のはなしさん」伊集院光著:うーん普通 [本:エッセイ]

のはなしさん

のはなしさん

  • 作者: 伊集院 光
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/10/08
  • メディア: 単行本
6点

伊集院光のエッセイ本3冊目。
「のはなし」「のはなしに」を読んでたので、3冊目も読んでみた。

前二作は、玉石混淆、「ツボ!」ってネタもあったけど、つまんないネタもあった。
2巻の方が、つまんないネタが多かった気が。
で、3巻目ともなると「これぞっ!」ってネタは無くなっちゃってて、
でも書き慣れて来たせいか、つまんなーーーいっ!ってネタも減って、限りなく「普通」。

彼の日常生活や考え方などがわかるので、彼のファンなら読む価値ありだけど、
そうじゃない人は、読まなくてもいい気が。
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「自立日記」「お悩みカテドラル」辛酸なめ子著:相変わらず独特な感性だ。 [本:エッセイ]

自立日記 (文春文庫PLUS)

自立日記 (文春文庫PLUS)

  • 作者: 辛酸 なめ子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 文庫
7点
お悩みカテドラル

お悩みカテドラル

  • 作者: 辛酸 なめ子
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2005/04/01
  • メディア: 単行本
6点

片付けられない女は卒業します」(リンク先感想)が独自の感性で面白かったので、
辛酸なめ子の他の本も読んでみました。

「お悩みカテドラル」は文庫版「お悩みカテドラル (ポプラ文庫)も出ています。

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「自立日記」は1999年~2001年の、WEB上に掲載された日記をまとめたもの。
最初の1999年の部分は、だらだらとした日記という感じであまり面白くなかったのだけど、
後半はそれなりに読ませる日記になっていて楽しめた。

部分部分に、辛酸なめ子独自のセンスが感じられるのもいい。
タカノフルーツパーラーのバイキングの女性は半分以上が「放牧感のある林真須美体型」とか。
林真須美体型に「放牧感」を付けちゃうあたりの言葉の選び方が上手い。

直球ではなく、ぐにゃぐにゃとした変化球のような辛辣な批評もいい味を出している。
著者が、悪口を言わないのはカルマの法則を意識しているかららしい。
悪口を言うと、マイナスエネルギーが本人に跳ね返ってくるという。
そこで著者は「悪口を言うより、相手から悪口を引き出すことの方が、
よっぽど楽しいです」と結んでしまう。
うわー、この方が怖いよ(^_^;)。

クリスマスイルミネーションが飾り付けられ、家の中から笑い声がもれる住宅街を歩きながら、
「家の数だけ不幸がある。これらの明るく光った家の2階にひきこもりの息子いたりするかもしれません」
と思ってしまう著者。

天皇一家に傾倒し写真集を安く手に入れ喜び、アメリカのプロムに出たいと願い誘われるための英文を
ネットにアップし(ほんとか?)、埼玉から荒川区に引っ越した時の「埼玉出身だから荒川区でも
平気なのね」という友人の言葉に憤る著者。
合間に挟まれるスピリチュアルネタや、秘宝館訪問話(著者は好きらしい)、
英会話教室の風景(著者の冷めた視線がすごい)。
そんなちょっと浮世離れした感じのネタばかりでなく、
マンションを購入しローンを組むために奔走する話もあったりする。
ネタはバリエーション豊富、でも著者のスタンスが同じなのが、違和感があるのと同時に面白い。

日記には、「レッサーパンダの帽子をかぶった元塗装工を殺人容疑で逮捕」など、
その日にあった事件などが一行記されている。
きっと著者が興味を持った事件・ニュースをピックアップしているんだと思うのだけど、
その興味が方向が自分と似ていたのが怖い(^^;)。

辛酸なめ子ワールドが地味に展開されていて、なかなか楽しめた一冊。
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「お悩みカテドラル」は、読者(?)の悩みに、著者がマンガで回答するという形式。
辛酸なめ子らしいセンスの回答が多いけど、漫画があまり面白くなく、いまいち。
文章だけの方が面白いような・・・。

文章だと突飛だけど面白いオチが、コミックにすると狙いすぎてるオチに思えてしまう。

でも、これを読んで衝撃の事実に気がついた。
最近、おしゃれなカフェに全くというほど興味が持てなくなってる私。
子供が生まれる前は割と行ったりしてた。
子供が生まれたあと、子連れで行ったら、周囲に気を使って、雰囲気を楽しんだり、
くつろぐどころではなく、足が遠のいた。
子供も成長し、今は行ける状態なんだけど、全然行く気になれない。

まぁ、人の嗜好や興味の先は変わる物だし、自分もそれが変わっただけかと思っていた。

でも、この本の「おしゃれすぎるカフェを居心地よくしたい」という相談に、
「オバさん達が話題にすると流行も終わり、頻繁にオバさん世代を連れて行きましょう」
というような回答が。
その漫画に、著者の母親らしき人物が「コーヒー700円!まあ高い!」と言ってるコマが。
ぎゃー、自分と同じだーーーΣ( ̄ロ ̄lll)!!
「ランチセットがあったらいいわね~」とかの台詞も・・・・著者の母親と自分の姿が重なります。

最近は何歳になっても女子という主張もあるようだけど、自分自身は30代になったら
オバさんだと思っていたし、実際30歳になってそれを受け入れてた。
でも、それは呼称だけの問題だったらしい。

しかし、これを読んで現在
「真のオバさんになった自分」
をはっきり認識してしまった(゚ロ゚;)。
既に、食事って雰囲気より、味や価格が大切だし。
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「片付けられない女は卒業します」辛酸なめ子著:独自の怪しい雰囲気を持つエッセイ!面白かった♪ [本:エッセイ]

片付けられない女は卒業します

片付けられない女は卒業します

  • 作者: 辛酸 なめ子
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2007/05/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
7.5点

文庫版「片付けられない女は卒業します(MF文庫ダ・ヴィンチ)」も出てます。

辛酸なめ子という名前は、雑誌のコラムなどで、ちょくちょく見かけていた。
でも、特に強い印象は無し。
特に絵の方はヘタウマな人・・・ぐらいの印象。

この本は、以前読んだ「片付けられない女魂」(リンク先感想)と同じように、
赤裸々お片づけエッセイ本で、最近萎えがちの自分の片付け意欲に火をつけてくれるかなーと
期待して借りてみた。

でも、全然片付け本では無かった
一応、最初のほうで、すっごい状態の著者の部屋が、さらりと紹介されてる。
どうやって片付けたかというと、新居を購入して引越し。
引越しが大変だった、いらない物を有料で処分してもらったらものすごーーっくお金がかかった・・
なんて話は載ってるけど、具体的な掃除話はほとんど載ってない。
その後は、インテリア話がメインだし。

ということで、期待していた内容とは、全くかけ離れた内容だったんだけど、これが面白かった!

独特の雰囲気を持ったエッセイ。
無気力っぽくて、自分を卑下してる雰囲気が大。
そして、突き放したようなシニカルな目線。
私の好きな柘植文のコミックエッセイと似た感じ。
ところがそれだけではなく、セレブなどに憧れ行動してしまう強い上昇志向、
インテリアなどへの強いこだわり、好きなものに対するフットワークの軽さ、
でも虚弱なのか頻繁に崩れる体調。
丁寧なですます調の文体から感じられる慇懃無礼さ、女性的な感受性の強さ、
そして、ネタなのだかほんとなのだかわからない、彼女の生活全般に大きな影響を与えているらしい、
スピリチュアル系のエッセンス。

自己完結的辛酸なめ子ワールドが、この本の中で展開している。

散らかっている部屋に積んである雑誌の山一つ一つに、メアリーとかニックとか名前をつけてる著者。
雑誌に人格を持たせることで部屋が「賑やかな社交場に一変」とか書いてあるし。

いつか開くだろうホームパーティのために、可愛い紙皿を集める著者。
食器のアッパーなものは手が届かないけど、紙皿なら最高級の物を出せる。
お客さんに「おしゃれな紙皿を惜しげもなく使うワンランク上」と思って貰おうとの意図の元。
でも、ホームパーティを終わらせる合図は何なのだろうか、人が帰ってしまった後の寂しさに
耐えられそうもない・・とかあれこれあれこれ悩んでたり。

デザインだけで超使いにくい掃除機を買ったかと思えば、憧れのシャンデリアは、
いろいろなデメリットにも目を向け、無難なNECライトを購入して、日本の技術は最高ですと書いてたり。

冷静な分析力と、思い込みの強さが同居してて、そのバランスがすごく不思議。
文章だけ読んでいると、スピリチュアルネタ(風水・霊・気などのパワー・・etc)が多いせいで、
感受性の強さが目立つけど、きっと冷静で客観的な部分もかなりあるんだろうなーと、
ちょっとしたネタから思ったりします。

面白かったので、この著者の他の本も読んでみようと思う。
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「のはなし」「のはなしに」伊集院光のエッセイ集 [本:エッセイ]


のはなし

のはなし

  • 作者: 伊集院 光
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/09/28
  • メディア: 単行本
7点


のはなしに

のはなしに

  • 作者: 伊集院 光
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2009/10/01
  • メディア: 単行本
6.5点

伊集院光のエッセイ本。
「あ」~「ん」までのサブタイトルにちなんだショートエッセイ集。

「のはなし」の方は、文庫版「のはなし にぶんのいち~イヌの巻~ (宝島社文庫 C い 6-1)
」「のはなし にぶんのいち~キジの巻~ (宝島社文庫 C い 6-2)」も出ていて、
文庫版の方は変な写真が掲載されてて、それがすごく面白いらしい。

この本、すごく評判が良いみたいなので、図書館で借りたんだけど、
個人的には「玉石混交」という感じでした。

面白い話は、確かに面白い。
「ゴキブリの足の進化ネタ」とか、すごく好き~!!っていくつか話もある。
デブゆえの苦労話も面白かった。
でも、どうでもいいなーって思える話も多数。

二冊目「のはなしに」の方は、明らかにネタ切れで、
ちょっとした出来事を、無理やりふくらませてネタにしてるものも多く(1でもそういう時あったけど)、
その辺は正直つまらなかった。
壊れたソファーを野球選手に見立てて、引退話にするとか。

二冊目も、好きな話はいくつかあったけど、一冊目に比べると石が多すぎて、評価低め。
特に前半は、キレイに落とそうと狙っているのが見え見えで、逆に冷めちゃう話も。

「石原良純に、意図無く天気の話をしたら、ひどい目にあった」なんて話は、
石原良純がやりそうな事が書いてあって、すごく笑ったけど。
伊集院光は、あまり気負わないで書いた方が面白い気がする。

この本に載ってた、息継ぎが下手で、息継ぎ無しでプールで25m泳いで、
倒れて保健室・・・ってのはホントなのかな?
私も小学生の頃、息継ぎが下手で、25mは息継ぎ無しで泳いでたけど、
特に問題なかったし、潜水で25m泳げたぐらいだし・・・。
ちなみに、私が息継ぎが出来なかったのは「長い髪の毛が、息継ぎの時顔を覆って邪魔していたから」、
というものすごく単純な事に気がつき(早く気がつけ!)、
プールでは髪の毛をしっかりしばるようにしたら、簡単にできるようになりました(^_^;)。
昔は、髪の毛が長くても、しばれとか言われなかったんだよね(今はうるさいはず)。

話がそれちゃったけど、「伊集院光」がどんな人なのかはわかる本。
子供の頃、すっごくヤンチャだったとか、割と気配りの人だとか、
意外だったこともいくつかあったけど、予想通りって事の方が多かったかな?

三谷幸喜と清水ミチコの対談をまとめた「いらつく二人
(だと思った、このシリーズ3冊出ててどれ読んだか忘れた)は、三谷幸喜のひととなりがわかる。

伊集院光も三谷幸喜も、どんな人かあまり興味は無かったんだけど、
三谷幸喜が微妙に変な人で、その掴みどころのなさ、多面さ、わからなさがすごく面白かった。
それに比べると伊集院光は普通の人だった。

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「美は惜しみなく奪う」「美か、さもなくば死を」林真理子:綺麗な林真理子ってどこ?? [本:エッセイ]


美は惜しみなく奪う

美は惜しみなく奪う

  • 作者: 林 真理子
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2009/04/23
  • メディア: 単行本

5点

美か、さもなくば死を

美か、さもなくば死を

  • 作者: 林 真理子
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2007/11/22
  • メディア: 単行本

5点

林真理子は読んだことが無かったし、読む気も無かったんだけど、
何の気の迷いか、突然読んでみようかと思って図書館で借りた。

異世界に入ったというか、知らない世界を見たというか・・・・
私の全く興味の無い世界が広がっていた(^_^;)。

ananで長期連載されているエッセイらしいので、人気があるんだろうけど、何故なんだか理解できない。
ホラーが嫌いな人が、ホラー好きを理解できないのと一緒という感じ。

有名人or素敵な人と、有名な場所に食事に行って、その為に有名なお店でお高い服を買って、
コーディネートはこんな感じ、食べすぎちゃって太ったので、ダイエットを頑張る、
また有名人or素敵な人と・・・という話が延々延々とループしている
(amazonの書評でも指摘されてたけど)。

行ったレストランなどに関して詳しい情報は無く、流行に敏感な人ならピンッと来るのかもしれないけど、
アンテナを全く立ててない私には、どの店も「何か話題になってるらしい高そうな店」というイメージしかわかないので(^_^;)、グルメ情報本としても役に立たず。

ダイエットも、短期間に無理して頑張る系が多いので、一時的に体重が落ちては戻るの繰り返し。
家にインストラクターを呼んで指導もしてもらってるみたいだけど、
食べる量を減らさなきゃどうにもならないという基本的なことを誰も指摘しないんだろうか???

この本は「林真理子」の生活について、細々と詳細まで知りたい人が読むんだろう。
もしくはちょっとセレブな世界を垣間見たい人か。
林真理子がどんな生活してるのか全く興味が無い私にとっては、意味なしな本でした(^_^;)。

何で二冊も読んだかというと、最初に読んだ「美は惜しみなく奪う」で、

少し前はダイエットして綺麗になったのに、また元に戻っちゃって・・・

と何度も嘆いていたので、「綺麗になった林真理子」に興味を持ったから。
最近の雑誌などに載ってる写真は、撮り方を工夫して貰ったり、かなり修正して貰ってるらしいので、
参考にならない。

「美か、さもなくば死を」は、「美は惜しみなく・・・」より前に発行されたもので、
この本の中では、いろんな人に「綺麗になった。綺麗になった」と褒めらているのが何度も書かれているし
本人も若い頃の自分と比べて、ご満悦な様子。

でも、帯の写真ではピンと来なかったので、
ネットで画像を検索し「綺麗な林真理子」なるものを探してみた。

ズラーっと並んだ、林真理子の画像。
いろいろチェック・・・・どれが「綺麗な林真理子」なんだろう??
全部、同じに見えた・・・・_| ̄|○

きれいなジャイアン」みたいなのを期待してたんだけど(これじゃ整形か?)、
ファンじゃない人にはわからないような微妙な変化なのか??

元々、そういう変化には疎いんだけど(友人が髪型変えてもあまり気がつかない)。
でも、すごく太ったなーって画像があって、それは変化がわかったよ(^_^;)。

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「絲的サバイバル」絲山 秋子著:上手いなー!! [本:エッセイ]

絲的サバイバル

絲的サバイバル

  • 作者: 絲山 秋子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/03/27
  • メディア: 単行本

7.3点

芥川賞受賞作家である絲山秋子のエッセイ本。

小説の方は全く読んでません。
本屋でちょっと手にとって内容を確認したら、著者が雑誌の企画で
いろいろな所で「1人キャンプ」を行い、それをネタに原稿を書いたというものだった。

タイトルには「サバイバル」とあるし、1人キャンプでいろいろ苦労したり、
サバイバルな体験をしたりする本なんじゃないかと勝手に想像して読んでみた。

予想とは全く違ってました(^^;)。

キャンプ慣れしてる著者の1人キャンプは、のんびり、まーったり、だらだら。

テントを設置するのが大変だった、火が起きなくて時苦労した・・・
なんてネタだけでも、書きようによっては何ページも費やせると思うんだけど、
「テントを設置して、火を起こす」・・・終わり!
みたいな感じ。
キャンプ慣れした著者にとっては、苦労する作業でも、改めて書くものでもないらしい。

いろいろなキャンプ場が紹介されているけど、いろいろと言っても、
交通費が出なかったらしく、著者のお膝元群馬県がほとんど。

キャンプ初心者向けガイド的要素は、全くありません。

とにかく、1人でキャンプに行って、ご飯を食べて(食事と飲んだ酒の種類はちょっと詳しく書かれている)
寝て帰宅・・・ってなことが、キャンプ地だけが変わって、ループするように書いてある。

キノコを採ったり、ワカサギ釣りをしたり、講談社の屋上や、友人宅の庭などでキャンプをしたり、
ちょっとしたイベントがあってそれに関する記述は面白いけど、基本キャンプで喰って飲んで。

と、書くと、面白くない本のように思えるだろうけど、これが読ませる!

ちょっと読んだ時点で思ったんだけど、この人、文章がすごく上手い。
文章が簡潔でわかりやすく、その上、言葉の選び方も、例えに使う事例も、
文章のテンポも、上手いなーと感心。

同じ様な状況なのに、毎回微妙に違う著者の精神状態とか、
キャンプ中に考えたことなんかが、すごく伝わってくる。

また、いくつかの章では趣向が凝らしてあって、純文学風だったり、
対談風だったり(手抜きにしか思えないけど(^^;))、語る視点を変えてみたり、
それがまた上手い。

一話だけ、怪談めいたものが入っていてそれが非常に怖かった。
日航ジャンボ墜落現場近くで1人キャンプした時の話で、他の話が全部「日常」の話だっただけに、
余計に、その怖さが強調されてた。

山の中のキャンプ場でたった一人でキャンプするのを楽しみ、
欝で幻聴なんて慣れっこな著者が、
「これはいつもの幻聴違う!」ってパニクッテ状況って・・・。

著者は、怖い話とか嫌いらしいけど、いつか書いて欲しいなーと、
この章を読んで思った。

怪談話はさておいて、のんびり、まったりが心地よい(でもシニカルな部分も多い)
一冊でした。

お勧め!!


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「トラブルクッキング」群ようこ:失敗しないとネタにならない? [本:エッセイ]

トラブル・クッキング (集英社文庫)

トラブル・クッキング (集英社文庫)

  • 作者: 群 ようこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 文庫

5点
群ようこが、様々な料理にチャレンジするのをネタにしたエッセイ。

料理下手を返上するために・・・となってるけど、自称料理下手なのに、チャレンジしている料理の難易度が高すぎ。

かなり料理上手じゃない人じゃないと、上手に作るのは無理なんじゃないの??って料理が多すぎる。
普通に難しい料理にチャレンジして、失敗( ̄ロ ̄;|||)!!というなら、共感もできるんだけど、料理が下手料理が下手といいつつ、わざわざ難しい料理にチャレンジして失敗しても、「当たり前じゃん」と思わず引いて見てしまう。

「料理上手になる為」にではなく、「エッセイのネタの為」に、わざわざ難しい料理にチャレンジしてるんじゃないの??って思えてしまうし。
そのせいか、失敗した理由なども追求していないので、料理の参考にもならない。
読む価値はなかった。

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「適当日記」高田純次3冊の中では一番面白い!! [本:エッセイ]

適当日記

適当日記

  • 作者: 高田 純次
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2008/02/01
  • メディア: 単行本

8点

高田純次は、今までに「適当教典」「適当論」を出していて、これが3冊目。
3冊の中では、これがぴか1に面白かった。

適当男、高田純次の素顔が見え隠れするような、しないような・・・この日記の9割5分は嘘とか書いてあったりするし、でもそれ自体が嘘っぽいし。

内容の一部が、リンク先で紹介されているので、それを読んで「いいっ!」と思ったら、本屋にGO!!(私は図書館で借りたけど(^^;))

ロケの様子や、奥さん、娘さんのこと、マネージャーのこと、そしてどうでもいいことがたくさん書いてある。

8月まで読んだら全体の3/4ぐらい進んでいて、「まだ、4ヶ月も残っているのに、こっこれは・・・」と嫌な予感がしたんだけど、予感的中。 10月~12月までは、ものすごく適当になってます。
それでも面白い一冊!!

「適当教典」を読んだ時は、高田純次のように、肩の力を抜いて生きるというのもいいなーと思ったけど、この日記を読んで、高田純次のようには絶対生きられないと思ってしまった。
とても到達できない場所にいる。高田純次は偉大だ。


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「パンチパーマの猫」 群ようこ [本:エッセイ]

パンチパーマの猫

パンチパーマの猫

  • 作者: 群 ようこ
  • 出版社/メーカー: 文芸春秋(文春文庫)
  • 発売日: 2005/03
7点
群ようこのエッセイは以前かなり好きで読んでいたんだけど、「UNO」だったか何かでの西原理恵子との対談で、淡々とした雰囲気のエッセイと違って、あまりに過激な事を言っていてイメージの差にショックを受けてしまい、しばらく読むのをやめていました。
 
エッセイに関しては書き手に対していい印象をもっていないとどうも読む気になれないのだ。
小説の方は、書き手が嫌いだろうが何だろうが面白ければ平気なんだけど。
原田宗典のエッセイも好きだったんだけど、本人がウツ病と知って読むのをやめてしまった。
原田宗典の場合は、ウツだから嫌というのではなく、コーヒーを飲みながら「シャバダ~♪」とCMソングを口ずさんでしまう、そういうのほほんとした雰囲気が好きで読んでいたのが、背後にとても重いものがあるのか・・・と意識してしまって読めなくなってしまったんだけど。
 
で、長い間離れていたんだけど、ちょっと気が変わって久々に読んでみたら、なかなか面白かった。
もともと群ようこのエッセイは、全部とは言わないけど「おおっ!」っととても共感できる部分があるので好きなのだ。
ちょっと記憶が怪しいんだけど、群ようこのエッセイの中で「自分の日常を書いてお金がもらえるなんていいわねぇ」と言われた事に対し、「みんなが旨く表現できない事をずばり表現できるからプロなのだ」と書いていた気がするんだけど、そんな感じ。
思っていた事が文章で的確に表現されているのが気持ちいい。
 
「日常で出会うおかしな人、妙な癖」と帯にある通り、食費に年1千万も使ってしまう人(何を食べるとそれほど使えるのだろう・・貧乏な私には想像がつかない(^_^;))など群ようこの周囲にいる少し変わった人達の事や、若い頃もてた人が歳を取るとどうなるか?などのエッセイが載っているが、他にも愛猫との事や、結婚向きのタイプとは?、インターネットの匿名掲示板を見て思った事など、群ようこの日常を垣間見せてくれる一冊。
 
インターネットの某匿名掲示板の、いろいろな作家に対する理由の書いていない罵詈雑言を読んで憤慨していたけど、どことは書いていないけど、これってやっぱり2chでしょうか(^_^;)。

 

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