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「食べるな危険!!ファストフードがあなたをスーパーサイズ化する」「30日間マクドナルド生活」 [本ノンフィクションいろいろ]

食べるな危険!!ファストフードがあなたをスーパーサイズ化する

食べるな危険!!ファストフードがあなたをスーパーサイズ化する

  • 作者: モーガン・スパーロック, 伊藤 真
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2005/07/01
  • メディア: 単行本
  • 8点
 
30日間マクドナルド生活―自分の体で実験してみました

30日間マクドナルド生活―自分の体で実験してみました

  • 作者: マツモト ケイジ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本
  • 7点

 

マクドナルドだけを一ヶ月食べ続けるとどうなるかを実験して話題になった映画「スーパーサイズ・ミー」の監督が書いた本。
 
マクドナルドを始めとするファストフード、甘い飲料水、シリアルなどの栄養的問題点、子供達への影響、そして狡猾な企業戦略を鋭く追及した本だ。
 
また映画「スーパーサイズ・ミー」では少ししか語られなかった一ヶ月マクドナルドを食べ続けた時の影響、心理状態、そして実験後のリハビリなどについても語られている。
 
 
現在、私のマイブームは「ダイエット」である(もう終わりそうだけど)。
 
「ダイエット」に関する情報っていろいろあるけど、胡散臭いものも山のようにある。
 
私が知りたいのは「○○したら痩せる」みたいな特効薬みたいなダイエット方法じゃなく、体が痩せる詳しい仕組みとか、栄養素の働きとダイエットの関係とか、こういう方法はこういう問題があるとか、体脂肪と筋肉の減る割合はどれぐらいが理想的なのかとか・・ダイエットの根本なんだけど、そういうのを詳しく解説してる本ってあまり無い。ほとんどの本は、「この方法なら痩せる!」っていう売り込みが中心で、その補足となる基礎知識のみちょっと取り扱ってるだけ・・と、私の読みたい本というのが見つからなかった。
 
ところが、この「食べるな危険!!・・」には、ほんの少し栄養過多でも一年ならどれだけ太るとか、歩かず車に乗ると数年で体重にはこれだけ差が出るとか、普通に飲んでいる炭酸飲料に含まれる砂糖の量、ファストフードに含まれる脂質の量のすごさ、脂質の高い食品を食べつづけるとどういう影響がでるか・・・など、ダイエットに関係があるデータがたくさんあって(単純計算なのでその通りになる訳ではなくても)私のマイブームにはぴったり。そういう意味でも楽しめた。
 
 
もっとも、この著者が1番書きたいのは、狡猾な企業戦略とそれに従順に従ってしまうアメリカ政府の問題、そしてジャンクフード漬けになっている子供達への心配なのだと思う。
 
著者は、タバコ産業と、ファストフード業界は健康を害するモノとしては同格の扱いをしている。
 
害を認めさせられてしまったタバコ産業(しかし認めるまでには、長い年月がかかっている)。
 
それを認めようとせずあの手この手でそういう非難をかわそうとするファストフード業界の姿を、害を認めようとしなかった時期のタバコ産業の姿と重ね合わせている。
 
また狡猾な企業戦略は、日本でも行われているのが怖い。
 
「マクドナルドは、楽しいよ。君の友だちだよ。スポーツ選手も食べてるよ。」というような子供向けのメッセージ。子供の頃からマクドナルドに慣れ親しんだ今の子供達は、大人になって現在の私達より頻繁にファーストフードを利用するだろうし、自分の子供達をマクドナルドに連れて行く回数も増えるだろう。
 
現時点である程度の年齢の人であれば、ファストフードが体に良く無い、子供に頻繁にファーストフードを食べさせるのは良く無いという意識を持っていると思うが、次の年代はどうなるのか・・と考えると心配になる。
 
いくつかの国では、ファーストフードなどの子供向けの宣伝や、子供が見る時間帯のCM放送の禁止を行っているらしいが、日本ではそういう事を規制しようとする動きは全く無い(何でも規制すればいいものではないと思うけど)。
 
この本で特に印象に残ったのが、「スーパーサイズミー」が全世界で公開された時、各国のテレビ局・ラジオ局がインタビューに来たが、不思議な事に日本のテレビ局・ラジオ局からのインタビューが1本も無かった事というくだりである。
 
著者は、日本のマスコミは、スポンサーの意向を伺う傾向が強い為では無いかと推測していたが、私もそれには賛同してしまった。
 
ある国では、この監督がインタビューで出ると、マクドナルド側から、そのインタビューと同じ時間、反論させろという苦情が入ったりという事もあったらしい。こういう事体が起きる事を予想できても、インタビューに踏み切るようなテレビ局というのは、日本には無いのだろうなぁ。
 
映画「スーパーサイズミー」はアメリカでは「スーパーサイズ」の発売中止を決定させたほどの影響がでたのに、日本国内ではかなり知名度が低いのも、その辺が影響しているのかなとも思う(テレビで特集などはされていなかった)。
 
消費者が知らないだけで、企業はいろいろやっているのである。そういう部分を見せてくれる本としても面白い。
 
 
他にも、腐らないマクドナルドのフライドポテトと、ハンバーガーのハンバーグ部分など、添加物に関する怖い話や、HPのカロリーや脂質の表示と、実際に著者が調べて見たカロリーや脂質の量の違いにも振れている。
 
カロリー量や脂質の量に関しては、ある程度は誤差の範囲かなぁとも思うけど、どれもHP表示より多いというのは気になった。
 
ちなみに、標準体重の女性の場合、1日の脂質の必要量は、37~47g(いろいろなデータがあるけど一応)ぐらい。
 
マックフライポテトのMを食べるとそれだけで22gの脂質を摂取してしまうので、他にハンバーガー(1番シンプルなハンバーガーは脂質が8.1なのでまだ大丈夫、ちょっと何が具がついているのだど22g前後の脂質が入っている)を頼むとほぼ1日の脂質の摂取量を満たしてしまう。
 
摂取カロリーで、ポテトのMが420キロカロリー、100円ハンバーガーは別として他のハンバーガは380~480キロカロリー前後、ここに炭酸飲料が入れば、900キロカロリーから1000キロカロリーほど摂取してしまう事になる。
 
事務職や、専業主婦などの一日の消費カロリーは(体重にもよるけど平均で)1500~1700キロカロリーなので、必要カロリーの半分以上を栄養価があまり無いもので摂取してしまう事になる。
 
私もマクドナルドには行くし、行くなとも言わないけど、こういう点は考慮して行くのが正解かと思う。
 
 
本書は、舞台がアメリカなので、日本との食生活の違いは大きく、そのまま比較できる物ではない。
 
例えば、アメリカの学校給食は、バイキング形式で、ピザや、お菓子、炭酸飲料、フライドポテトなどもメニューに並んでいる。
 
映画「スーパーサイズミー」で取り扱ってた内容だったか忘れたけど、以前、このような状態に危機感を抱いたシェフが、栄養バランスの取れた野菜などがたっぷりの食事を学校給食に提供する事にしたら、保護者から、「まともな(ジャンクフード)食事にいつ戻るんですか?」という反発があったという話には驚いた。
 
子供が、並んでいる物の中から、栄養などを考えずに好きな物を選んでしまうのはわかるが、保護者までが、栄養について無知である事は恐ろしいと思った。
 
日本の場合、学校給食というのは、添加物を使わず、栄養価を考慮し、地元の物、季節の物を取り入れる・・と家庭の食事よりもいろいろ考えられていたりするのとは対極にある(先日の毒入り餃子事件で輸入加工食材を利用している給食が多いのに驚いた。息子の通っている学校は、先述した感じなので他もそうだと思ってました)。
 
体育も、日本の学校では必ず週何時間と決められた時間運動しているが、アメリカでは予算不足などから体育の授業が減ったり、無くなったりしているという現状がある。
 
しかし、今のアメリカの姿が将来の日本の姿にならないとは言い切れない。
 
レストランで出てくる量が半端じゃないと旅行した人からよく言われているアメリカも最初は、現在のポテトのSサイズしかなかったのが、どんどん巨大化していった。
 
 
30年~40年ぐらい前のアメリカの女性の1日の平均摂取カロリーは1600キロカロリーだったのが現在2000キロカロリーを越えているという。摂取カロリーが増えているのは、日本も一緒だし、現在日本では「メガ」ブームというか、いろいろな店舗で大盛りを出している。
アメリカも、昔から大盛り状態だったのではなく、徐々にそうなっていったのであれば、他の国の事、事情が違うと傍観してもいられない。
 
 
もう一冊は日本でマクドナルドを30日間食べるという実験をやってみたという本。
他にもカップ麺30日間などもやっている。
「言われた事を鵜呑みにせず実際に実験してみる」という試みは面白かったんだけど、「マクドナルドでも痩せられる」という事を実証するために、カロリー計算しながら食べていて(読んでいて明らかに食べる量が少ないと感じた)、それを明示せず(後日、著者のブログでこの意図は読んだ)、「スーパーサイズミーの監督の食べ方は異常だ。こんなに普通食べる訳が無い。自分は痩せた」というように非難してるのはどうかと思ってしまった。
  
「何でも鵜呑みにするな」という主旨(著者の体験記ですら)らしいのだけど、その点はかすんで、自分の事は棚にあげ相手を一方的に非難してるようにしか私には思えなかった。
 
スーパーサイズミーの監督が「アメリカ人の生活をなるべく再現すべく、運動制限、歩く歩数制限、飲んでいる飲料水の種類や量」などを考慮して(これがどこまで正確なのかはわからないけど)食べていた内容を、「こんなに食べるなんてわざとだとしか思えない。普通はこんなに食べられない、映画のためのネタだ」と断罪する前に、まず、アメリカ人のマクドナルドでの注文内容とか、そういうのまで調べてから書いて欲しかった。
 
他に、カップ麺30日間食べ続ける実験と、被災者生活体験実験をやっていたが、被災者生活の体験記が非常に面白かった。
 
最初に、水・ガス・電気無しで車生活数日間、復旧が早い電気を使えるようにして数日間・・、風呂に入れず、寒さにも震えつつ、災害時の非常食を食べつづけ、その味の感想、便利さ、カロリーなども記録している。
実用的な内容でもあり、とても良い。
 
被災者生活だけでも読む価値はあると思う。
 
改行直して再アップ。
でも改行ちゃんと直ってないような・・・。

タグ:ダイエット
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